市民活動家・研究者(前千葉県議会議員)

◆ 川本幸立のブログ

東京湾の大津波対策
0
      地盤工学会の現地調査の結果、東日本大震災の東京湾岸の液状化面積が42平方舛函崟こ最大」だったことを、今日の「毎日」朝刊が報じています。
     この背景には、1950年からの京葉臨海開発(埋め立て面積約120平方繊砲あります。

    3月19日に、浦安、習志野茜浜、千葉市美浜区磯辺などの液状化による被災地を見て歩いた折、これで大津波が来たらどうなるのだろうかと思ったものです。中央防災会議「首都直下地震対策専門委員会」によると、「東京湾内で最高の津波の高さとなるのは、東京湾内直下型の地震で、その津波の高さは50cm未満」と「想定」しています。

    一方、今回の大地震による津波の東京湾での最高高さは90cmと報告されています。
    「津波被害」(河田惠昭著、岩波新書、2010年12月)によれば、東京首都圏のゼロメートル地帯は約120平方繊⊃邑約180万人で、高さ3メートルの津波が東京湾沿岸に来襲した場合、孤立者数は80万人、最悪の死亡率を約4%として、約3万2千人が犠牲になる危険性があるとし、次の災害の可能性を指摘しています。

    (1)船舶が津波と一緒に陸に向かい、海岸護岸や水門などの海岸施設を破壊する。東京湾に流入する江戸川、荒川などに河口から津波が進入し、小型船舶も一緒に遡上し、橋などを破壊する。
    (2)津波氾濫水もしくは一緒に移動する船舶が臨海コンビナートを破壊し、ここから出火する危険、致死性の有毒ガスが漏出する危険がある。東京湾臨海コンビナートには貯蔵量500kl以上で耐震診断未受診、あるいは耐震補強未施工のタンクが約1800基あり、タンク群の火災が市街地延焼火災につながる。
    (3)ゼロメートル地帯が一面海原となり、数時間にわたり繰り返し来襲する津波と一緒に移動する船舶、住宅、車により破壊が進む。

    中央防災会議は東京湾内の大津波による危険性を見直す必要があります。

    Posted by : 川本幸立 | 防災対策 | 15:07 | - | - | - | - |
    TOP