市民活動家・研究者(前千葉県議会議員)

◆ 川本幸立のブログ

「生」か「不活化」かではなく、
ポリオの予防接種そのものの廃止を
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      乳幼児がうけるポリオ(小児マヒ)の予防接種が話題になっています。
    副作用の心配のある生ワクチンの接種を呼びかける国に対し、神奈川県が安全性の高い不活化ワクチンを独自に輸入する方針を発表しました。ポリオワクチンは必要という前提にたって、「生」か「不活化」のどちらを選択するかという構図です。しかし、海外のポリオに感染する可能性のある地域に行くなら別ですが、そもそもポリオの予防接種が今の日本で必要かどうかの議論がスッポリと抜け落ちています。
     
    22日午後のバイオハザード予防市民センターの幹事会で、このポリオの予防接種が話題になりました。80年代以降、日本では自然感染による患者はゼロにもかかわらず、45人(04年まで)がワクチン被害者として認定されています。
    (「予防接種へ行く前に」ワクチントーク全国、ジャパンマシニスト)

    「日本では、生ワクチンを接種した子どもから、家族ら周辺に二次感染する可能性があると言われ、それを予防するためとしてワクチンの接種が行われている」
    「しかし、保育園などで、接種した子どもから接種していない子どもに二次感染したという報告はない」
    「国は不活化ワクチン13年から導入する方針というが、効き目の少ない不活化を導入するよりも、ポリオの予防接種そのものをなくすべき」
    などの意見が出されました。

    「日本はワクチン後進国」「まず予防接種」などと、行政、メディアを先頭に予防接種を無条件で礼賛しています。それに抗すべくバイオハザード予防市民センターでは、インフルエンザワクチンやタミフルの問題点に関してシンポジウムを開催したり声明を出したりしてきましたが、幹事会では来年早々にもシンポジウムを開催しようということになりました。

    米国報告Α嵎胴颪瞭出国」
     搭乗前の検査では靴を脱ぎ、ズボンのベルトをはずしました。デトロイトでの米国内便の乗り継ぎ時には手を上げて360度体を回転させられました。
     一方、入国時は10本の指の指紋と顔写真をとられましたが、出国時はこれといった手続きも無く拍子抜けしました。

    111025-1  111025-2
    デトロイトの巨大な飛行場

    111025-3
    広大な空港の搭乗口をつなぐ車両

    Posted by : 川本幸立 | 児童福祉 | 17:52 | - | - | - | - |
    森田知事は「寄付金の使途」ではなく「税金の使途」を考えるべき
    〜「伊達直人」現象から
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      毎定例議会後、議会速報ができあがると緑区内の駅頭で早朝、マイク宣伝と速報の配布を福谷章子市議とともに行ってきましたが、13日は土気駅前で、14日は誉田駅前で12月県議会&09年度決算報告となる県議会速報「川本幸立のまちづくり通信」と市議会報告「福谷章子の街づくり通信」を配布し、福谷章子市議と交互にマイクを握りました。

      14日の「毎日新聞」朝刊千葉版も「「伊達直人」さらに拡大」の見出しで、児童養護施設などに相次いでいる匿名の寄付を報じている。森田知事の「温かい気持ちに本当に感謝している。しっかり子どもたちのために使いたい」の言葉も紹介しています。

      確かに「寄付行為や支え合い社会を見つめ直すきっかけ」(熊谷千葉市長)となればよいとは思います。しかし、首長の発言としてはいかがなものか?森田知事は「寄付金の使いみち」ではなく、「税金の使いみち」を考え直す必要があります。

      私は昨年開催された09年度決算審査特別委員会で県の児童相談所(児童福祉法第12条により設置され、すべての児童が心身ともに健やかに育てられるという主旨のもと、18歳未満の児童の福祉関するあらゆる相談に応じている)の現状を取り上げました。

      県児童相談所(6箇所)における虐待対応件数は増加(H11年度237件→H21年度2295件)しています。しかし、児童虐待の現状と課題、児童相談所の施設(県は6箇所)の老朽化、児童福祉司(83人(H22年4月1日現在))の乏しい人員配置、一時預かり施設の劣悪な実態、貧弱な自立支援体制への対応は喫緊の課題です。


      表:千葉県児童相談所における児童虐待対応件数
       

       

      H14年度

      16年度

      18年度

      20年度

      21年度

      全国

      23738

      33408

      37323

      42664

      44211

      千葉県

      654

      1117

      1287

      2339

      2295

      千葉市

      153

      213

      272

      406

      360

      ※千葉県は6施設、千葉市は1施設

      駅頭では、県の60年間に渡る中央依存(中央利権と結びついた)の拠点開発の無責任さと地域衰退効果を指摘しています。1991年からの「かずさアカデミアパーク」には今まで1千億円以上を投資し、今後もDNA研究所には毎年10数億円、借地の賃料に毎年4億円の支出が求められます。3つの高速道路(圏央道、外環道、北千葉道路)だけで今後2千億円規模の支出になります。

      児童相談所のみならず、教育施設の老朽化も著しいものがあります。

      県民は「伊達直人」現象から、主権者として

        仝幹部と議会で多数を占める自民党の馴れ合い
       ◆|羆依存(=中央利権と結びついた)の地域開発
        「コンクリ−トから人へ」を撤回した民主党

      に、異議申し立てをしてほしいと思います。
      県民がもっと怒りを表明すれば確実に変わります。

      ●09年度決算審査特別委員会での児童相談所の関する質疑応答(2010年11月5日)

      児童相談所における児童福祉司の適正な配置と一時預かり施設の課題について

      【川本】先週、千葉市稲毛区にある中央児童相談所を視察しました。その印象としては、施設の老朽化が相当あること、狭いということ、設備関係で(今度)壊れたらもう使えない、内壁のコンクリートの壁に亀裂があるなどの実情があります。
      一方で、児童福祉司は一人30件が限度といわれる中、実態としては70〜80件抱えている
      児童相談所における児童福祉司の適正な配置と一時預かり施設の課題について、どう認識しているのかお伺いしたい。

      【飯田児童家庭課長】中央児童相談所は昭和47年築で、築37年になります。そのほかにも、柏児童相談所が築35年、銚子児童相談所が築36年、君津児童相談所が築30年で、いずれも老朽化しております。
      修繕も随所に発生しており、修繕は、子どもたちの生活の場である一時保育所を最優先に緊急度・優先度の高いものから、順次対応しているのが現状です。
      建替えなどの大規模な改善については、平成19年3月に社会福祉審議会から答申をいただいております。所管区域の見直しや中核市への働きかけ等の課題が示されています。その他にも、地域特性や相談件数の状況を踏まえて、所管区域の見直しも含めて、中央児童相談所の敷地内での建て替えは非常に困難だと思うので、そういうことも含めて、検討していかなければならない。当面は富浦学園等の県立施設の整備を優先課題としてやって参りたいと考えています。
      児童福祉司の適正配置について、児童福祉司は、児童福祉法施行令の中で、人口5万人から8万人に1人というのを標準にしています。県内では、この4月で83名の児童福祉司を配置しています。約6万3千人に1人ということで、法令基準は満たしていますが、全国レベルではワースト9位という状況は、先ほどご指摘いただいたとおりです。相談件数が増加していますので、今後とも厳しい状況に対応するために、計画的に職員の増員について要望し、努力してまいりたいと考えております。
      一時保護所の課題については、中央児童相談所に限らず、被虐待児が多く入所する状況になっております。半数以上が被虐待児ですので、心のケアや個別のケアの対応が必要な子どもの入所が増えています。それから、年齢の高い子どもの入所が増えているというのが、一つの課題だと思います。
      もう一つは、入所期間が長期化していることが課題だと思っています。課題としては、この2点が大きな課題だと考えています。

      【川本】中央児童相談所の一時保護所を見たのですが、授業もやられていたが、倉庫を改造したような場所で、隣の教室の声が聞こえ、また、年齢差も大きな子どもたちが同じ教室で学ぶこと、これは無理だなと感じた。
      それから、団欒スペースも小さな子どもたちと中学生の子どもたちが同じスペースで過ごさなければならないという点も課題だ。
      そういうことからすると、施設の老朽化も含めて、一刻の猶予も無いということから、施設の移転、大規模更新計画についても、しっかりこれから考えていかねばダメだ。そういう点からすると、県有施設の有効利用という観点から、全庁的に例えば、統合後の利用されない学校施設の有効活用など、ファシリティマネジメントというものを重視する中で検討すべきではないかと思うが、ご見解はいかがか、お伺いしたい。

      【飯田児童家庭課長】県有の未利用地等の利用については、定期的に情報が各部署から回ってくるようになっていますので、今後とも、情報収集に努めたいと思っております。
      建替えの場所等についても、中央児童相談所の場合は、千葉市の政令市の中で、政令市にも児童相談所があります。そういうことで、今の場所に建替えをするのか、違う市なのかなど、いろいろな課題があるので、専門家の方々の意見も伺い、対応していく、検討していく必要があると思っております。

      【川本】――要望
      児童相談所、特に、一時保護所の充実等について、移転等が必要があれば、是非、全庁的なファシリティマネジメントの機能を充実する中で、迅速に検討いただきたいと思います。

      写真は、昨年10月28日視察した、県中央児童相談所。
      コンクリート壁や天井にひび、天井照明カバーが壊れている、


      小さな子どもの遊び場は階段下、

      和室で多数の子どもたちが寝起きする、


      そうした現状の改善は喫緊の課題です。

      Posted by : 川本幸立 | 児童福祉 | 00:22 | - | - | - | - |
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