市民活動家・研究者(前千葉県議会議員)

◆ 川本幸立のブログ

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自民党総裁選挙とNGOメンバー伊藤和也さんの犠牲
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      米証券大手リーマンブラザーズの経営破たん、三笠フーズの汚染米問題のせいで、自民党総裁選がかすんでいる。「貧困ビジネス」とも言える米低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題で抱えた多額な不良資産が“リーマン・ショック”の要因だが。7月の洞爺湖サミットでは、このサブプライム問題などの投機、深刻化する飢餓や貧困への言及など無く、ただ「透明性の向上」をうたっただけで、逆に新自由主義政策の一層の推進をうたった。不透明性とグローバル化する被害は、流通に多数のブーローカーが介在しその影響が全国にひろがる汚染米問題と似ている。
    今度こそ、カジノ資本主義、新自由主義的政策への規制が求められる。
    17日朝は、土気駅前で「とけ・九条の会」の駅頭活動を行う。
    「自民党総裁選挙と伊藤和也(ペシャワール会)の遺志」を見出しにしたニュース第22号を通勤通学の人々に配布した。
    いかにその一部を掲載する。
    ●「とけ・九条の会」ニュース第22号から
    〜自民党総裁選挙とNGOメンバー伊藤和也さんの犠牲
    自民党総裁選が5人の候補で争われています。福田首相の突然の辞任表明の理由の一つが、インド洋上での給油の根拠となる「新テロ対策特別措置法」(=米艦船への無料給油法)の延長が困難となり、米政府との約束が果たせなくなったことです。国民の間には、国内のガソリン価格高騰を放置しておいて、なぜアメリカには無料で給油するのかという疑問が広がっています。しかし、5人の候補者とも、「対テロ戦争から離脱すれば対外的に信用を落とす。だから延長する」と異口同音に語っています。誰が首相になっても米政府追随路線は変わらないようです。
    8月、NGOのペシャワール会の伊藤和也さんがアフガニスタンで殺害されました。一切の武力に頼らず、飢餓に苦しむ人々の手助けに、伊藤さんは、ひたすら井戸を掘り、水路を造り、農業を指導してきました。かねてより、同会の現地代表の中村哲医師は、日本政府がアフガン本土へ陸上自衛隊の派遣を検討していることを強く批判し、「反日感情が高まり日本人スタッフの安全を守れない」とし「必要なのはパンと水。軍事活動では何も解決しない」と訴えてきました。米政府に追随依存する日本外交の犠牲者ともいえます。
    アフガニスタンで武装解除を指揮した伊勢崎賢治さん(現在、東京外国語大学で平和構築・紛争予防講座長)は、アフガン滞在中、日本は平和勢力だという先入観に基づく軍閥の協力と、軍閥のボスを国防省に取り込むなどの政治手法を駆使し、武装解除を一定程度、成功させてきました。現地の米当局者はこうした日本の平和的武装解除に期待していました。給油に固執して自ら平和勢力のイメージを壊すのはいかにも惜しいと伊勢崎さんは語り、「日本は武力介入していないという『美しい誤解』が、次第に崩れつつある」と指摘しています(「毎日新聞」『風知草』9月15日、マガジン九条・「つぶやき日記」より)。
    Posted by : 川本幸立 | 活動記録 | 14:05 | - | - | - | - |
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