市民活動家・研究者(前千葉県議会議員)

◆ 川本幸立のブログ

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大規模公共事業にメスを入れない知事たち〜誰が「虚像」を作り出しているのか?!
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     総選挙の日程が決まりそうで決まらない。市民ネットワークにも政党からの申し入れもあり、国政、政党とのスタンスをどうするかの判断が求められている。しかし、「地域」「市民自治」「憲法」の3つの理念に合致する政党・候補者は案外いそうでいないものである。
    私が思う望ましい選挙結果は、自民・公明の過半数割れは当然として、民主党の単独過半数は改憲派を中心にした政界再編が行われそうでいただけない。結局、「民主党+共産党+社民党」による過半数の確保が望ましいと思われる。
    その総選挙に宮崎の東国原知事を自民党が総選挙で擁立を図っており、本人も満更でもないことが報じられている。
    9月29日の県議会の私の代表質問をテレビや録画で視聴した知人より、感想が寄せられているが、堂本知事の生物多様性、大型公共事業への姿勢に驚いたという声が多い。「市民派」「環境派」知事という「虚像」がふりまかれていたからに違いない。
    「限られた財源を大規模公共事業に使う」(*1)のは堂本知事だけではない。「威勢のいい話はするが、国交省と本気で闘おうとしない“改革知事”」(*1)は大阪府にもいるし宮崎県にもいる。大阪府の橋下知事、宮崎の東国原知事も同様であることがジャーナリストの横田一氏によって、月刊誌「世界」(08年10月号(*1)、4月号(*2))であぶりだされている。
    *1:ルポ「橋下改革劇場の舞台裏〜道路やダムにメスを入れない「改革派」」
    *2:直撃ルポ「宮崎に本当に必要な道路って何ですか?」
    橋下知事は、安威川ダム(1370億円)、槇尾川ダム(128億円)、国営淀川水系4ダム、ニュータウン開発「水と緑の健康都市」(750億円)、新名神高速道路(180億円)、阪神高速道路・大和川線(府負担825億円)などを推進する一方、福祉・教育・医療・職員給与を大幅削減する「住民を不幸にする」財政再建路線を歩んでいる。
    大阪府自治体研究所はそれに対して「無駄な大型公共事業などを削れば、府民向け施策を維持したまま、年300億円の予算削減で長期的財政再建が可能」な代替案を示している。(*1)
    東国原知事は、「地域・生活者起点」に反して、九州横断自動車道路(宮崎周辺で3000億円)、東九州自動車道(延岡〜大分県南部1700億円、清武〜日南940億円)やサーファーやウミガメの産卵地である海岸のコンクリート護岸化の推進役である。高速道路を整備するまでもなく国道10号線の4車線化で住民の大半が満足できる道路整備が進められ、九州横断自動車道の建設費の30分の一で住民が望む高千穂鉄道の復興が可能となり、医療や福祉に予算を回すことができるというのにそれには関心がないようだ。(*2)
    2人とも国の直轄事業に「ノー」という勇気も無く、官僚に対抗する知恵もない。
    しかし、その実像を言論機関は伝えようとしない。言論機関が「虚像」をデッチあげ正しい事実を伝えないなら、私たち市民が発信していくしかない。
    Posted by : 川本幸立 | 活動記録 | 17:10 | - | - | - | - |
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