市民活動家・研究者(前千葉県議会議員)

◆ 川本幸立のブログ

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9月県議会県土整備常任委員会報告
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 9月議会県土整備常任委員会報告
〜不自然な公社の入札など >>
9月県議会県土整備常任委員会報告
〜こんなことが許されるのか?!繰越手続き漏れは単なる職員の怠慢、ウソの完成報告を出した業者は免責、そしてツケはすべて県民へ
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    16日午後、第4回県行革推進委員会を傍聴する。傍聴者は我が会派の4人の県議のみ。
    議題は、
    〜反ァδ螳等の見直しについて、
    △靴瓦伐革について、
    である。

    ,埜が見直しの対象と考えている健康福祉部、農林水産部、県土整備部の仕事量と人員について詳細に検討される予定だったが、検討に値するデータ、適切な評価指標が準備されていなかった。健康福祉部の業務量が児童虐待相談受付件数と介護保険認定者数、農林水産部が認定農業者数と種苗放流数、県土整備部が入札件数、占用許可件数と用地補償契約者数で把握できるハズがない。

    △痢峅歛蝓廚琉譴弔箸靴董県の資料には「大量退職や定員の適正化により、マンパワーが縮小しているにも関わらず、業務量は削減されず職員の中には、「やらされ感」・「負担感」が思慮され、モチベーションの維持に苦慮している」とある。また小宮総務部長は、事務処理のスピードアップのための改善項目の一つに「議会事務の見直し」を挙げ、議会開会期間が1年の半分に及ぶこと、質問どりで時間がかかることを強調した。

    しかし、「議会事務の見直し」を言うなら、以下のような分権時代に相応しい議会改革を行うことである。まず、自民党との「馴れ合い」「もたれあい」をやめることだ。資料の「県民本位」や「費用対効果などを常に確認・検証し、成果・効果のないものは止める」などの文言が虚しい。

    (1)外部の調査研究・事務機関との連携など議会事務局の充実・強化と執行機関からの独立性の確保と議担制度の廃止。
    (2)徹底した住民参加のもと、議会=合議制、首長=独任制の特性を生かし政策過程全般に渡り切磋琢磨する機関競争主義を徹底させ、県官僚と議会多数派の水面下の取引、ましてや職員による質問作成は禁止する。
    (3)議員相互の公開の自由討議による合意形成を重視し、地方自治法第121条により、首長ら執行機関は議長の要請があったときのみ議会に出席するものとする。
    (参考:「地方議会改革マニフェスト」日経グローカル編、日本経済新聞社)

    ●9月14日県土整備常任委員会報告◆膳越手続き漏れ問題、虚偽報告問題

    ・繰越手続き漏れ問題〜手続きしなかったのは単なる怠慢だった

    【川本】
    国への返還金、加算金について、国との協議状況についての最新状況についてお伺いします。
    2点目に、事故繰り越しの手続きが周知されていなかったということが理由とされたが、実際の安房地域整備センターの砂防事業で今年3月、同じ大雨を理由に事故繰越手続きが行われていたということが判明した。事故繰越手続きを知らなかったわけではなく、同じ大雨で手続きが行われていた事から、繰越手続きを怠ったことは怠慢といわざるを得ないと思います。何故、事故繰越やられなかったのか、周知されていたのであって、怠ったことが一番の問題ではないかと思うのですが、いかがですか。

    【大林河川整備課長】
    返還金、加算金について。繰越手続き漏れ工事の国庫補助金については3月30日に(不明)を受け入れまして、21年度の未収工事につきましては、補助金を4月30日に国に戻しています。22年度工事についての未収工事の補助事業は現在今年度から始まりました社会資本整備総合交付金の整備計画に一括して位置づけるということで国と協議中です。
    安房地域整備センターで同じような事故繰越があったということですが、今回の繰越手続き漏れ工事については事故繰越をした工事よりも進捗状況からだいぶ進んでいまして、天候が回復すれば工期内に完了するという考えのもとに完成日の見極めを誤ったこと、また天候不順による遅れであったため、多少の遅れは許されるであろうというコンプライアンス意識の低さから甘い判断になってしまい、繰越手続きを怠ったため発生したと思われます。

    【川本】
    返還金、加算金については、現状は前と変わらずということですが、今、明確になっているのは、いくらなのか 報告をお願いしたい。
    事故繰越手続きが周知されなかったと私は理解していましたが そうではなくて 何とかなるだろうということが繰越手続きを行わなかった原因だと答弁されましたが、そういうことですね。再確認します。

    【大林河川整備課長】
    今回の繰越手続き漏れについては終わるということと、(不明)ということです。
    今、県で考えている21年度の未収分については 先ほど申上げ通り国と協議中でございますが、21年度に施工した分の4月に入ってからの出来形につきましては86万円6千円の県負担です。

    【川本】
    一般質問でも、何故繰越手続きをしなかったのかということは、繰越手続きが周知されていないとあげられてきたが 単に手続きをしなかったという怠慢によるものだったということを言われると とんでもない話だと思います。返還金、加算金がどうなるかということがありますが、これは、一般質問等における答弁と異なる、怠慢ということが明らかになったことは、問題であると指摘しておきます。

    ・安房農林振興センター管轄の虚偽報告問題
    〜建設不動産課は、ウソ報告した出先機関の言い分を鵜呑みにし、厳正な調査もせず業者を免責

    【川本】
    次に安房農林振興センター管轄の虚偽報告問題の中で(中心は農水ですが)、工事が完成していないのに完成したとして地元業者から「完成報告書」が提出された問題ですが、この虚偽の報告書を出した一方の当事者である建設業者への入札の参加資格等の処分について現状はどうですか?「建設不動産課」に伺います。

    【石田建設・不動産業課長】
    処分に関しては、虚偽の原因は、発注者にすべての責任があると言うことで、業者には責任が無いという認識をしており、処分は行っておりません。

    【川本】
    業者に責任がないと判断した根拠は何ですか? 発注者に責任があるというのは、誰がそういうことを言い、そういう具体的な文書があるのかどうかお伺いします。

    【石田建設・不動産業課長】
    本件につきましては、農林水産部と県土整備部に関連していますが、遅延工事が発覚した後、経理の確認とか あるいは現在の契約状況、残工事の対応について庁内で関係機関と協議をしました。その中で状況を把握しています。処分の判断にあたる委員ご指摘の正式な報告書、「完成報告書」については、発注機関の依頼によって業者が提出したと確認しています。そのため、これは発注者側の責任であり、業者の責任ではないという認識になっています。

    【川本】
    発注者側の出先機関である安房農林振興センターから文書で、「100%自分達の責任である」という報告があったのかどうか。

    【石田建設・不動産業課長】
    文書でのやり取りはしておりません。

    【川本】
    虚偽の完成報告は、「千葉県建設工事請負業者等指名停止措置要領」の「指名停止」を定めた第2条、別表第一の「契約違反」に該当するのではないですか? こうした嘘の「完成報告書」を出すということは指名停止要件に該当するのではないですか。

    【石田建設・不動産業課長】
    文書でのやり取りはございませんが、安房農林振興センターの状況もきちんと伺っております。そういう中での判断で、あくまでも県庁内部の発注機関の意見といいますか、報告をきちんと尊重して判断をしております。

    【川本】
    この指名停止措置要領の指名停止の要件に該当するかどうか検討すべき報告であるかどうかをお伺いした返答はないですね。一般論でどうですか。

    【石田建設・不動産業課長】
    もう一度、すみません、お願いします。

    【川本】
    うその「完成報告書」をだすということは、「千葉県建設工事請負業者等指名停止措置要領」の「指名停止」を定めた第2条、別表第一の「契約違反」に該当するのではないですか? 当然、出先機関が何と言おうと客観的にどうかということをきちんと、許可権限を持つ課として審査すべきではないかと聞いています。

    【石田建設・不動産業課長】
    「完成報告書」については、県の発注機関の依頼によって業者が提出したということを発注機関が申しております。ですから、業者には責任が無いということです。

    【川本】
    契約当事者は対等という前提ではないですか。契約当事者がトップダウンの関係ではないでしょ。対等という前提で考えた場合、いくら発注機関が自分達の責任だと言おうときちんと指名停止等の権限を持つ課として業者からヒアリングするとかの調査をすべきではないですか。これほど大きな報道されたのですから、それを怠っているのではないですか。どうですか。

    【石田建設・不動産業課長】
    契約当事者であります安房農林振興センターがそのように申しておりますので、間違いないと考えます。

    【川本】
    契約は一つ(片方)ではできないです。業者がいるわけです。業者と安房農林振興センターは対等ではないですか。対等という前提の中で一方的に押し付けたから業者は免責する、それはおかしい。3月25日付けの「完成報告書」私も入手しましたが、それを入手しましたか。きちんと調査しましたか。お伺いします。

    【石田建設・不動産業課長】
    もらっております。対等とはいえ、県から依頼をしてそれにもとづいて業者が行ったということですから業者に責めはないと認識しております。

    【川本】
    「完成報告書」をいつ入手したのですか。

    【石田建設・不動産業課長】
    4(7?)月上旬でございます。

    【川本】
    昨日この問題でヒアリングした時には、「完成報告書」を課として受け取っていないと言われた。不誠実ですね。出先機関が言うから信じたということではなくて、許認可権限を持つ課として担当の契約の一方の当事者である業者からきちんと聞いた上で、県民への説明責任を第一に考えて調査、分析をやらなければ。県民から見ると県庁内部の馴れ合いですよ。出先機関が言っているからそれを信じたということではないですか。そうは思わないですか。県民としてみた時に、おかしいと思わないですか。お伺いします。

    【石田建設・不動産業課長】
    あくまでも、県の出先機関並びに県の発注機関の本課の担当が申しておりますので、私共はそれを信じております。

    【川本】
    「指名停止措置」に該当するかどうかということは、出先機関の身内が言うからということですが、厳正な許認可権限を持つ立場としたら、両当事者からきちんと調査するというのは当たり前ではないですか。今言われているのは、一方の当事者が言っているから、それで判断するということですよね。コンプライアンスもへったくれも無い。身内が言っているから信用するのだと、そうではなく、虚偽の「完成報告書」を出す、嘘をつく 本当にそうなのか。疑心暗鬼できちんとチェックをするという姿勢を持たないといけない。とんでもない話です。コンプライアンスもへったくれも無いと思いますが、再度お聞きします。

    【石田建設・不動産業課長】
    私共は、県内部の発注者の言葉を信じています。

    【川本】
    信用するとかどうとかいうのではなく、両方の当事者からきちんとヒアリングして本当はどうかということを確認すべきと思いますが、部長、ここは許可権限を持った課としてきちんと文章を取り寄せ、ヒアリングするなど きちんと調査した上で結論を出すべきであると思いますが、部長、どうですか。

    【橋場県土整備部長】
    適切な調査を行って、適切な判断を下していくようにいたします。

    【川本】
    部長がそう言われるとどうしようもないですね。非常に驚きました。契約当事者は対等であるということをふまえて、そして、明らかに指名停止要件に該当する。ところが、これを放置する。これは県民の視点からすると説明責任を全く果たしていないと、部としてのコンプライアンスの問題が厳しく問われるということを指摘しておきます。 
    昨日のヒアリングでの「完成報告書」はもらっていないなどと、全く不誠実です。とんでもない話だと指摘をしておきます。この業者に関しては 私としてはきちんと指名停止要件に該当するかどうかを客観的に調査した上で判断することを求めたいと思います。

    (昼休みを挟んで)

    【石田建設・不動産業課長】
    ・・・・対策会等でいろいろな「完成届け」ですとか、(不明)ですとか、工事出来形の報告書ですとか、いろいろ検討している中で 届出があったというふうに勘違いをしておりまして、私の誤りでしたので、訂正させていただきます。「完成届け」は見ておりませんでした。

    【川本】
    業者からの3月25日付けの「完成報告書」をきちんと取り寄せて 確認をした上で指名停止要件に該当するかどうかを検討するという、客観的資料を踏まえて分析調査するという視点を権限を持った課として必要ではないかと思う。本来そういうものをきちんと取り寄せた上で判断すべきではないかと思うのですが、それについてどう思われますか。

    【石田建設・不動産業課長】
    午前中にお答えした答えと基本的には同じですが、各発注機関の事務処理を信頼いたしまして処分するかしないかに当たりまして、今回発注機関並びに耕地課の判断とを尊重して判断しました。それについては、間違いなかったと思っております。

    【川本】
    100%出先機関の責任であると判断したということですが、出先機関から話し合いの中で話としては聞いているかもしれないが、文書として何も残っていないわけです。それはおかしい。自分達の責任ですというきちんとした文書も何も無ければ 業者から出た、出先機関がある意味では強要したと言われる虚偽の「完成報告書」も課として受け取ってはいない、それで判断するというのは、これは許可権をもつ課としてとんでもない話だということを指摘して これは絶対改めてもらいたいと強く要望したいし、再度、「完成報告書」をきちんと取り寄せて、分析をして、そして 今回のことが業者の指名停止要件に該当するかどうかをきちんと調査をすることを求めておきたい。

    Posted by : 川本幸立 | ◆)2010年09月定例 | 17:49 | - | - | - | - |
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