市民活動家・研究者(前千葉県議会議員)

◆ 川本幸立のブログ

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9月議会県土整備常任委員会報告Α曾酸験茣靄楫弉莢定と居住保障 >>
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    海岸侵食防止事業のヘッドランド(人工岬)の問題点については、県土整備常任委員会で毎回質してきた。

    9月1日の「毎日」朝刊千葉版は、「九十九里浜やがて消滅か」「房総の「波打ち際」に異変」「全長60組省が侵食」「海岸線最大100淡綢燹廚箸いΩ出しで、一説では6千年かかって九十九里浜を形成した自然の営みが、消波堤、護岸整備、ヘッドランド(人工岬)などの人為により、阻害され、危機的状況にあることを報じている。

    九十九里浜ではヘッドランド計22本が工事中で、1基10億円、現時点で147億円が投じられ事業の進捗率は半分ほどだが、8月17日の千葉日報は「人工岬の離岸流に注意!」「全国190基、水難事故多発」と、ヘッドランドのそばで、「離岸流」(岬沿いに沖合い方向へ発生する高速の流れ)が原因で、34基のヘッドランドがある茨城県鹿島灘など海水浴中におぼれる事故が多発していることを報じている。

    数千年の営みを数十年の海洋土木事業で破壊する愚かな実態がある。観光立県を掲げるなら、九十九里浜の護岸整備、侵食対策のあり方の抜本的な見直すが必要だ。

    ●9月14日県土整備常任委員会質疑〜ヘッドランドと離岸流

    【川本】
    6月県議会の常任委員会でも質問しましたが、一宮での協議会の状況とその後のヘッドランド工事の状況、そのまま続いているのか、あるいは、止まっているのか、進捗状況についてお伺いしたい。

    【大林河川整備課長】
    1回目の「一宮の魅力ある海岸作り会議」については、6月27日に一宮町で開催されました。そのとき、海岸工学などの学識経験者から浸食状況について説明をいただき、その後、委員相互で意見交換を行いました。 2回目の会議については、9月19日に一宮町で開催する予定で、生物、漁業、海の家、サーフィンに関係する委員の方々から状況を報告していただくとともに、県からは侵食対策についてご説明申し上げ、その後意見交換をすることとしております。
    ヘッドランドの工事は、現在、海水浴シーズンということで、行っておりません。

    ・ヘッドランドと離岸流との関係の調査を

    【川本】
    ヘッドランド工事について、新聞記事等見ていますと、離岸流という岸から沖へ向う速い潮の流れが生じることによって、いろいろな事故を生じている例もある、ということですが、このヘッドランド工事によっても離岸流が発生しているのではないかといわれている。そういう意味で、ヘッドランド工事と離岸流との関係について何か情報を把握していればお答えいただきたい。
    【大林河川整備課長】海岸では、ヘッドランドが有る無しに関わらず、離岸流というものが発生しているわけです。ヘッドランド周辺の離岸流については、岸に向かい押し寄せた波が、沿岸流として岸と平行して流れているわけです。それがヘッドランドの存在により、沖に向きを変えることで離岸流になると認識しております。

    【川本】
    国土交通省の国土技術政策総合研究所のHPを見ても「突堤やヘッドランドの海岸構造物の横側では強い離岸流が発生している場合もあります」ということで、言ってみれば、ヘッドランドの周辺では遊泳をしないほうが良いということですが、九十九里はいくつかのヘッドランドがありますが、離岸流の状況を調査しておられますか?

    【大林河川整備課長】
    九十九里のヘッドランドについては、工事中で完成形でございません。ただ、縦堤では陸から沖に向かう離岸流が発生していると確認されております。

    【川本】
    是非、詳細な離岸流の調査を行っていただきたい。
    それから ヘッドランドそのものが九十九里浜でこれからも予定されている中で、海水浴の場としても離岸流とヘッドランドとの関係をきちんと調査して検討する必要があると。「危ない離岸流」ということで茨城県の県警のHPで掲載されています。

    ・危ない離岸流と海水浴客の減少

    一方、海水浴客が実際、千葉県の場合、71年が1344万人だったが、昨年は6分の1の220万人に減少している。九十九里浜の海水浴場数は、36のうち12が閉鎖されていると言うことですので、ヘッドランドは海岸の浸食対策という面で捉えていきまして、その効果そのものがどうなのかということが検討されるわけですが、合わせて海水浴にとっての安全性という観点からきちんと検討した上でヘッドランドの有り方を見直すということも前向きに考えるべきではないかと思います。そのへんはどうですか?今後、観光の効果も含めて 海水浴場というところからヘッドランドの対策について、離岸流についても検討することが必要と思いますが どうですか?

    【大野河川環境課長】
    海水浴につきまして 地元観光協会と協議しながら海水浴場を開設しているということですが、ご指摘のとおりだんだん九十九里の海水浴場の開設場所が減ってきているということで、ヘッドランドの間も有効な場所だと考えております。今、指摘のありましたヘッドランドの海流の流れの複雑、離岸流を含めてどの地域が安全に海水浴ができるのか、それはどちらかというと観光課に近いと思いますが海岸管理者としてこのことについても協力してまいりたいと思います。

    【川本】
    離岸流とヘッドランドの関係をしっかり調査して報告をお願いします。

    Posted by : 川本幸立 | ◆)2010年09月定例 | 17:51 | - | - | - | - |
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