市民活動家・研究者(前千葉県議会議員)

◆ 川本幸立のブログ

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2月県議会県土整備常任委員会報告
〜道路は維持修繕に予算を
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     前原国交大臣は9日、高速新料金と高速道路の再検証結果を発表した。
    千葉関連では、館山自動車道4車線化(総額280億円)が決定し、アクアライン社会実験の今年度(国15億円、県15億円)の継続が発表された。
    高速新料金は、料金の上限を2000円(普通車)としたことで「無料化」の予算が大幅に削減され、料金割引の財源のうち1.4兆円を高速道路建設に回すという。
    恩恵を受けるのは高速道路建設業者と長距離利用者となる。

    どのような検証を実施したのか、詳細を前面開示してもらいたい。
    新たな高速道路建設は凍結し、既存道路の維持管理・安全対策に重点を移す一方、疲弊にあえぐ公共交通機関の支援を行うべきだ。
    道路特定財源が一般財源化されたが、県全体の道路予算のレベルに変化は見られない。

     さて、千葉県の新年度予算の道路直轄事業の事業費は345億円、内県負担は116億円で、内訳は以下の通り。
     
             事業費     県負担
    圏央道     144億円    48億円
    外かく道路   80億円     27億円
    北千葉道路   25億円     8億円
    国道357号   16億円     5億円
    国道51号    3億円     1億円
    その他改築    4億円      1億円
    維持・修繕   44億円     13億円
    その他     28億円     13億円

     一方、道路を造れば当然、維持管理・修繕をおろそかにしてはならない。
    1.舗装道路修繕は、地域センター要望で476か所80億円に対して、2月補正を加えて新年度予算では52億円261か所で、額で65%、箇所で55%
    2.交通安全対策箇所は、要望箇所・歩道192か所、交差点改良で39か所・74億円に対し、62億円、歩道116か所、交差点改良29か所
    3.橋りょう修繕箇所は、22億円、112か所に対し、15億円、61か所

    これらは100%つけるべきで、そのためにはあと47億円必要だ。
    道路の維持修繕費で年間200億円は必要だ。

    以下に3月16日の県土整備常任委員会での「道路行政」に関する質疑概要を紹介する。

    ・特定財源の一般財源化で道路予算は?

    【川本】H22年度当初予算における自動車関係税は約482億円。H21年度から一般財源化された。一般財源化による新年度予算における道路整備財源の影響はどうか。H20年度、21年度と比較してどうか。

    【大竹県土整備政策課長】平成20年度の道路整備関係経費は公債費を含めて、自動車関係税約470億円に対して、約1133億円です。
     また、平成21年度の道路整備関係経費は公債費を含めて、自動車関係税約445億円に対して、約1239億円です。
     平成22年度の自動車関係税は市町村への交付分を除いた約383億円ですが、公債費を含めると、道路整備関係経費は、自動車関係税を大きく上回っている状況です。

    ・道路の維持管理、安全対策の進捗状況は?

    【川本】道路特定財源が一般財源化したが、道路関係予算は減少していないといえる。千葉県は「道路特定財源について」文書において、暫定税率廃止による道路への影響(H19年度当初予算による試算)を明らかにしている。
    この中で、平成19年度時点で、緊急に行う施策として、
    ゞ杁泙紡从が必要な踏切133か所
    ▲譽奪疋勝璽鵤隠苅械韻所の改善
    バリアーフリー化率30.8%の改善
    し設後50年を超える橋梁数約220、10年後には約650橋この維持管理・更新
    ヂ竸綿箒256橋
    κ涸道路の修繕 H18年度は沿道住民からの苦情箇所1767件
    があるとしている。
     これらの項目は、現状ではどの程度改善されているのか。また、新年度に必要な予算と、どの程度これが改善されようとしているのか。

    【金谷道路計画課長】
    仝内で緊急に対策が必要な踏切は133か所あり、平成21年度までに37か所の対策が完了しています。改善度として割り返すと28%となっています。
    また、新年度につきましては29か所において事業を予定しており、うち16か所が完了します。それを改善度にしますと40%を見込んでいます。 
     また、予算については、133か所には市町村の事業も含まれていますが、その中で、平成22年度の県事業は29億円となっています。

    【安室道路環境課長】
    ▲譽奪疋勝璽鵑砲弔い討蓮13年度から16年度の事故データによって算出したもので、1431か所ありますが、現在、事故危険個所を指定して対策を行っており、平成20年度から21年度の2カ年でレッドゾーン32か所を含む145か所の対策を行ったところです。
    平成22年度については、約61億8300万円で145か所の整備をすることとしており、このうちレッドゾーンについては26か所となっています。
    レッドゾーンの解消については、交通安全対策事業だけでなく、道路改良やバイパスの整備による交通の分散、交通管理者による対策などと併せ、相互に連携して総合的に対策していくことが、必要であると考えています。今後も連携を図り、対策に努めていきたいと考えています。

    バリアフリー法に基づいて、市町村が策定する基本構想における特定道路のバリアフリー化率については、今年度はまだ集計していませんが、平成20年度末は、特定道路延長に対して35.9%となっています。
    平成22年度は基本構想策定済みの市域における県管理道路の特定道路のうち0.4劼7400万円で実施する予定であり、県管理道路の特定道路においては、船橋市と市原市の2市が完了となる予定です。

    な神18年度から20年度に橋梁点検を実施しており、補修等の対策を行っています。対策については、建設後50年を超える橋梁に限らず、損傷度の激しいものから補修を行っており、平成22年度は当初予算8億円と平成21年度2月補正予算と合わせて10億3千万円で57橋の対策を行う予定です。なお、平成20、21年度の2カ年で94橋の対策を実施しております。現在「長寿命化修繕計画」を策定しているところであり、策定後はこの計画に基づき、対策を実施していくこととしています。

    ヂ竸綿箒については、平成21年度末で176橋が完了しており、平成22年度は、14橋を予定し、当初予算7億2300万円を計上しております。

    κ涸に関する苦情については、他機関との調整を要するものや、年度末に寄せられたもの以外は、年度内に対応してきているところです。
      苦情については、年々減少しているところであり、今年度については、2月末で1300件あり、このうち95%に当たる約1200件について、対策を実施しています。
      平成22年度については、当初予算43憶3700万円で2月補正予算と併せ52億3700万円にて、舗装の修繕を実施し路面の管理に努めます。

    Posted by : 川本幸立 | ◆)2010年02月定例 | 10:39 | - | - | - | - |
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