市民活動家・研究者(前千葉県議会議員)

◆ 川本幸立のブログ

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2月県議会県土整備常任委員会質疑詳報(前半)
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    ●2011年2月定例県議会 県土常任委員会(3月4日)質疑詳細報告(前半)

     遅くなりましたが、3月11日に閉会した2月県議会県土整備常任委員会の私の質疑詳細をアシスタントのSさんがいつものようにテープ起こししてくれましたので2回にわけて報告します。

    1、県土整備部の新年度の人員計画とその根拠について
    2、直轄事業負担金について
    3、道路事業について
    /掲度予算における道路事業の総額と3年間の経年変化は?
    圏央道、北千葉道路、外環道の新年度予算
    F始の安全、維持改修について
    し央道ICへのアクセス強化事業の内訳と事業根拠について
    ゼ髻弘罍稗辰凌閉従況と事業費の増減見込みについて

    1、県土整備部の新年度の人員計画とその根拠について

    【川本】県土整備部新年度の人員計画の根拠ということについて、昨年行われた決算審査においても、繰越明許の対応の問題、手続き漏れの背景等に業務量と人員配置のアンバランスがあるのではないかという事を指摘したが、それと共に今回県土整備部の中においては、組織の見直しも行われたと、地域の出先機関で。こういう業務量と人員配置のアンバランス・バランスの問題、それから組織の見直し、業務量の実態を当然把握されたと思うが、それと職員の育成計画をどのように反映されてこの人員計画を策定されたのかをお伺いします。

    【栗原県土整備政策課長】当初予算におきましての人員の策定の仕方について これは通年、9月1日現在の職員数に応じて予算を計上しているところです。
    今回の人員配置に当たって、組織の見直しについては、県民にわかりやすい名称の組織にするということで、従来の地域整備センターとか、整備事務所については単独事務所化するということで行っているところで、特に管理監督者の人数の変更はあるわけではございません。
    また、人員配置に当たりましては、事業費や工事件数の見込みなどいろいろな要素を総合的に勘案して行っているところであります。
    職員の育成については、人事異動を通じた多様な業務経験というものもございますし、また、各種の研修等により人材育成に努めているところでございます。

    【川本】22年9月現在に基づいてやったということだが、実際は22年度当初のベースからすると約61名減、3.6%減という形になっている。昨年の手続き漏れの背景には、業務量とのアンバランスがあったのではないかということですが、それは業務量とのアンバランスではなかったと、そのへんは検討されたのかどうかということが一つ、約1割が再任用されているということですが、とりわけ技術者については、長期的な育成に基づく採用計画が必要だと思うが、それはきちんと反映されているのか、お聞きします。

    【栗原県土整備政策課長】昨年、ご迷惑をおかけした繰越手続き漏れ問題については、私どもといたしましては、職員コンプライアンスの問題、あるいは、また、その意識の問題というふうに考えているところでございます。
    また、再任用職員が増えてきているということですが、再任用職員については新規採用職員に比べれば知識とか経験とか、また、新規採用職員にはないいろいろなメリットがございます。そういうものを十分活かしていければと考えています。
    技術職員の長期的採用については、採用については直接的には採用は総務部が行っているところですが、県土整備部といたしましても人員確保のため、極力採用いただきたいということでお願いしているところです。

    【川本】お話しを聞いていると、業務量に合わせて、あるいは、将来に職員の長期的な育成計画に基づいた採用計画ということではなくて、全体的な行革の中で予算のカットという形で行われているなあということを感じます。

    2、直轄事業負担金について

    【川本】22年1月に「制度の廃止に向けた工程表」が出されたが、これについては23年度には維持管理費負担金が全廃されるということになっているが、これは反映されているのかどうなのか、お伺いしたい。

    【栗原県土整備政策課長】直轄事業負担金については、平成22年1月から国のワーキングチームから直轄事業負担金制度の廃止に向けて、工程表というようなものが提示されているところです。これに従い、平成21年度においては当初予定額通知の見直し、及び、詳細な内訳書の提示が行われて、平成22年度には特定事業を除く維持管理費にかかる負担金の廃止、また、直轄事業負担金の業務取扱費の全廃、公共事業の補助金の事務費の全廃などが行われたところです。
    23年度の政府予算案については、維持管理費は全廃となっている。
    今後、25年度までに、結論が出るということになっているので、その辺の動向に留意していきたいと考えているところです。

    3、道路事業について

    /掲度予算における道路事業の総額と3年間の経年変化は?

    【川本】新年度予算における道路事業の総額はいくらで、この道路事業についてはこの3年間の経年変化はどの程度なのか、2つ、一緒にお聞きします。

    【栗原県土整備政策課長】道路事業の総額と、経年変化ということですが、平成23年度当初予算におきます、普通建設事業費の道路関係予算額は、339億5,700万円で、対前年度の当初予算額と比較しまして、約10億200万円の増、率にして3%の増となっています。
    経年変化ということで比較で申し上げますと、平成20年度の道路関係予算額を100として比較した場合ということで申し上げると、平成21年度は骨格予算ですので、6月補正後ということで説明させていただきます。指数で、114.9でございます。なお、22年度、23年度については、この中には、経済対策の交付金が入っていますので、その分が加味されています。
    平成22年度は94.2、平成23年度は97.1となっており、さらに、平成22年度、23年度については、その直近の今年度の2月補正予算において経済対策を加味した交付金が交付されています。

    【川本】道路特定財源が一般財源化されたということで、その分が他の費用に影響があるかということですが、道路財源はそれによって特に大きな影響は受けていないと。全体はこういう財政状況が厳しいという傾向はあるでしょうが、特定財源の一般財源化によって、一般財源に影響はあまりないということですか?

    【栗原 県土整備政策課長】国庫補助事業は減ということになっていますが、県単独事業については極力確保するよう努力しています。

    圏央道、北千葉道路、外環道の新年度予算

    【川本】その道路の中で、直轄事業負担金が多いですが、圏央道、北千葉道路、外環道の直轄事業負担金を含めた新年度予算額はそれぞれいくらか。

    【鯉渕 道路計画課長】首都圏中央連絡自動車道の平成23年度の直轄事業負担金の予算額は、63億6,700万円です。北千葉道路の直轄事業負担金につきましては、12億円です。東京外かく環状道路につきましては、30億円です。

    【知地 道路整備課長】北千葉道路の千葉県施工区間について、約7.9kmの平成23年度当初予算につきましては、31億6,100万円を要求しております。

    F始の安全、維持改修について

    【川本】こうした道路に関しては、費用便益比の問題で指摘をしたが、一方で、すでにある道路の維持改修、安全確保をするという事を優先すべきものであると主張してきたが、それとの絡みの中で、
     ゞ杁泙紡从が必要な踏切の改善の新年度予算と進捗状況はどうか。
    ◆.譽奪疋勝璽鷁善の当初の担当課の要求額と新年度予算と進捗状況はどうか。
     バリアフリー化の当初の担当課の要求額と新年度予算と進捗状況はどうか。
    ぁ‘始橋の耐震補強の詳細な計画が出されたということですが、担当課要求額と新年度予算と進捗状況はどうか。
    ァ‘始改修の担当課の要求額と新年度予算はどうか。
    5項目について報告をお願いします。

    【栗原 県土整備政策課長】まず、当初予算総括的なものとして、当初予算要求の関係について、意思形成過程情報ということで、現在公表しておりません

    【鯉渕 道路計画課長】ご指摘の緊急に対策の必要な踏み切りの改善の新年度予算の進捗状況についてお答えします。
    仝内における緊急に対策が必要な踏切につきましては、平成23年度の県事業予算として、約31億円でございます。また、平成23年度は、緊急に対策が必要な踏切133箇所のうち23箇所において事業を予定しており、そのうち1箇所の完了を予定しております。改善度は43%を見込んでおります。

    【富澤 道路環境課長】
    ▲譽奪疋勝璽鵑らお答えします。
    平成23年度については、交通安全対策費として、約48億円の予算で138箇所の対策に取組むこととしております。そのうちレッドゾーンは、21箇所です。進捗は、平成23年度末で61箇所が完了する予定です。
        バリアフリー化について、
    平成23年度は、2,500万円で約0.6kmの整備を予定しております。そのバリアフリー化率は、全体で92%となる見込みです。
        道路橋の耐震補強について、
    平成23年度の予算は、約8億円を計上しておりまして、14橋の工事・設計を行うこととしています。進捗状況は、平成23年度末で対象橋梁206橋のうち190橋が完成し、進捗率は約92%が完了する予定です。
        道路改修について、
    平成23年度の舗装道路の修繕の予算は、約52億6,000万円を計上しております。

    【川本】先ほど、各担当課の要求はどうなのかということに関しては、意思形成過程だから出せないというお答えだったのですが、例年、舗装修繕・安全確保の対策は各担当課からどのくらいでているのかということでいつもお答えいただいたんです。安全対策、道路の補修にどのぐらい出てきて、その内何%やったのですかと、いうのは、お答えいただいた。それをなぜ、だせないのですか。わからないです。

    【富澤 道路環境課長】県では、県政情報の公開を推進するために、予算編成過程につきまして、昨年11月に部局別の要求額を公表したところです。
    なお、予算要求に当たりましては、予算編成方針に基づいて行っております。

    【川本】予算編成過程を公開するという前向きに進めるというのはいいんです。しかし、そのために、今の情報過程はこうだから、公開しないということではおかしい。今まで公開しているものは、公開した上で、どんどん公開していくというのが、本来の役割だと思う。
    今まで、道路改修関係は担当課からいくつあって、その内、今回、どれぐらい実現できそうなのかというところをしめしていただきたい。例年、お答えあったのですが。

    【栗原 県土整備政策課長】予算要求額については、例年出していないと思います。

    【川本】例年、各課、各出先機関を含めて、どれくらいあったのですかと、その内、予算化されたのは、どのくらいかと。例えば、道路の改修に関しては、何百メートル分あったが、実際は当初予算ではそのうちの6割ぐらい実現していますと、いうことなんです。

    【富澤 道路環境課長】事務所等からの維持管理に関する要望は、235億9,000万円余りありました。今回、平成23年度で予算化したものは、161億7,400万円余りです。率にして約70%です。

    【川本】今の数字は何に対する数字ですか。レッドゾーンとかバリアフリーとか道路橋とか道路改修とかあげているが、今の数字は何に対してですか。

    【富澤 道路環境課長】それらを合計した全てです。事務所からいろいろあがってきているが、それらを積み上げて約235億9,000万円余りで、今回予算化しようとするものが161億7,400万円余りです。

    【川本】レッドゾーン、バリアフリー、道路橋、道路改修、それぞれの内訳を示してください。

    【富澤 道路環境課長】
    各々積み上げたものはありますが、その内訳について手持ちがありません。申し訳ありません。

    【川本】今、事前に、突然に質問したのではなくて、こういう額を提示してくださいということは、文書で申し入れておりました。開示しないのだという姿勢で押し通そうとされたから、(不明)非常に私はけしからんと思います。持っていないものが仕方ないので、後で提示していただきたいと思います。
    (委員会休憩中に書面を提供し、了解を得る。)

    し央道ICへのアクセス強化事業の内訳と事業根拠について

    【川本】圏央道インターチェンジへのアクセス強化事業6億3,700万円の内訳と事業根拠についてお伺いします。

    【知地 道路整備課長】内訳ですが、圏央道インターチェンジアクセス強化事業については、(仮称)茂原長南インターチェンジ関連として国道409号長生グリーンライン、(仮称)茂原北インターチェンジ関連として主要地方道五井本納線新治バイパス、この2路線2箇所で事業を実施しております。
    平成23年度当初予算については、長生グリーンラインに約5億円、新治バイパスに       約1億3,700万円を予定しております。
    事業根拠ですが、長生グリーンラインは地域高規格道路の茂原・一宮・大原道路の一部として整備を進めており、アクアラインや圏央道の整備効果を広く外房地域に波及させるとともに、外房地域と首都圏との交通アクセス向上による連携機能の強化などが図られるものと考えております。
    新治バイパスについては、現道の幅員狭小で線形不良区間をバイパス整備することによりまして、圏央道(仮称)茂原北インターチェンジからの交通を円滑に受け、長生郡市に広く人や物の交流を波及させるものと考えております。

    【川本】長生グリーンラインについては、昨年の決算審査、12月議会の県土整備常任委員会でも、特に費用便益費の関係で、指摘をさせていただきましたが、計算上B/Cが1.2ということですが、主な周辺道路の走行時間短縮効果というのは大したことではなくて、それ以外の道路506.2km、これについての時間短縮効果がそれなりにあるということから、事業根拠のベースとなるB/Cが1.2以上になっているというところで、そのたどうろについての便益が過大ではないかという事を指摘させていただいた。そこで、その他道路506.2kmについて時間短縮便益というのは、どう考えられるか?

    【知地 道路整備課長】今回の分析については、国の費用便益マニュアルに基づいて、適正に算出されていると考えております。その結果、便益の範囲は、茂原市、いすみ市、長生郡長南町、長柄町、睦沢町、一宮町、白子町、長生村といった近隣市町村のみで、このエリアでの走行時間便益を算出しており、適切な範囲と考えております。

    【川本】B/Cについてはずっと議論してきましたので、これについては、国土交通省の計算プログラム、マニュアルに従ってやられたということですが、その妥当性について自ら検証したことはありますか。

    【知地 道路整備課長】国の用いている、費用便益マニュアルに基づいて算出しておりますので、適切にされたものだと県としても認識しております。

    【川本】非常に根拠が過大で、B/C自体がグリーンラインについては1未満になる可能性がつよいということを指摘させていただきます。

    ゼ髻弘罍稗辰凌閉従況と事業費の増減見込みについて

    【川本】酒々井インターチェンジ、これが東関東自動車道でのICの事業の進捗状況と、事業費の増減の見込みについてはどうなのか、お伺いします。

    【知地 道路整備課長】酒々井インターチェンジの進捗率ですが、平成22年末見込みですが、事業費ベースで約56%、用地については、面積ベースで約91%となる予定です。
    続きまして、事業費の増減の見込みですが、全体事業費については、現地の状況により増減が見込まれており、現在精査しているところでありますのでご了解いただきたいと思います。

    【川本】どの程度か、たしか事業費が60億円ぐらいでしたか。60億円でどの程度の増減となるのでしょうか。

    【知地 道路整備課長】それを含めて、今精査しておりますので、精査が整い次第示せる時期が来ると思います。現在作業中ということで、まだ出しておりません。

    【川本】増減については、URとのいろいろの費用の分担の問題というのは、URともいろいろ分担しあうということなのでしょうか。

    【知地 道路整備課長】その精査の中身を確認したうえで協議することもあるかと思います。

    Posted by : 川本幸立 | ◆)2011年02月定例 | 19:06 | - | - | - | - |
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