市民活動家・研究者(前千葉県議会議員)

◆ 川本幸立のブログ

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アクアラインの立役者・浜田幸一氏
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      千葉県警は10日、浜田幸一元衆議院議員を千葉市稲毛区の産廃処理会社に2億円の損害を与えた背任容疑で逮捕した。11日昼のTBSテレビの“ひるおび”で、この問題を扱っていたが、1兆4千億円かかったアクアラインの立役者が浜幸だとし、膨大な赤字を生んでいることに対し、「私の責任です」「あと百年たてば、この事業の意義がわかる」という浜幸の言葉を紹介した。それに続けて、司会者の一人が社会実験で交通量が飛躍的に伸びていると発言し浜幸を持ちあげた。
      
     8月6日のブログで、関東学院大学の安田八十五教授の「アクアラインと地域振興」についての講演の概要を紹介したが、安田教授(当時、筑波大助教授)は1986年4月10日の衆院建設委員会に参考人として招致され、浜幸と激しい論争をしている。
     浜幸は委員会での論争で、通行料について「現状の段階からいって、でき上がる十年後の三千円(片道)というのは私は高いとは思えない」と主張した。(「追跡・湾岸開発」朝日新聞千葉支局、朝日新聞社)

     アクアラインの採算ベースは、普通車片道4900円で日7〜8万台である。社会実験で交通量が増えたと言っても、普通車片道800円で日3万台に過ぎない。
     普通車ベースで考えても必要な収入の15分の一(3.5億円/日に対し、0.24億円しかない)である。なお、社会実験での県の25億円の支出は、普通車は通行料1000円→800円の減額分の保障であり、通行量が増えたといってもわずか200円の差額の補てんすらできないレベルである。

     アクアラインの費用便益比は0.180で、建設に値しない事業だった。収支実績でも、赤字を隠ぺいするため2000年に京葉道路、東金道路との「料金プール制」が導入されるまで、年320億円前後の赤字であった。
    今、「アクアラインの愚」が圏央道で繰り返されている。
    “ひるおび”の司会者も少しは勉強したらどうか。

    前掲の「追跡・湾岸開発」に次の記述がある。
    「児玉誉士夫氏を軸として(稲川会の)稲川角二氏、塚本素人氏、小佐野賢治氏の3人は密接に結ばれ、浜田氏がこの三角形の辺上を玉突きのように、行きつ戻りつしている図が目に浮かぶ。「児玉が浜田に政治修行をさせた目的は、政治家という肩書を利用するためにすぎなかった」。(ロッキード事件を追い続けたルポライター)竹森久朝氏の話である」。(カッコ内文は川本挿入)
    アクアラインで浜幸を利用したのは誰か?!
    Posted by : 川本幸立 | アクアライン問題 | 15:34 | - | - | - | - |
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