市民活動家・研究者(前千葉県議会議員)

◆ 川本幸立のブログ

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「希望の組織化」
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       昨日は、多くの方から、選挙結果の感想と励ましのお言葉をいただきました。「今、原発震災を考えると休んでいる場合ではない、市民として行動を」という言葉もいただきました。
     選挙の書類など後片付けの合間に、本棚から星野芳郎氏や高木仁三郎氏らの原発に関する書籍を引っ張り出して、拾い読みをしました。

     その中で、高木仁三郎氏の次の一文の中の「希望の組織化」という言葉が心に残りました。
    「いま、政府は温暖化対策として、2010年までに後20基の原発を!などと、未だに言い続けている。原発の大増設は、現実には不可能だし、温暖化対策としても本来有効でないことは、政府官僚も各種審議会の委員もわかっているのに、そういう場で「右肩上がりのエネルギー政策をやめるしかないのではないか」と言おうものなら、各委員から「成長をやめたら日本は崩壊する」「人々の欲望を抑えることはできない」と集中砲火のような反論がかえってくる。この人たちは、人々のあきらめを組織的に利用して、現状の国家形態・産業形態を基本的に維持していこうとしているのだ。
     ここに欠如しているのは、人々の未来に対する希望である。先に「理想」として述べたような、安全で自由な暮らしと未来に対する人間としての当然の希望、そのために努力したいという基本的な意欲は、誰でも持っているのに、あきらめの浸透が希望を抑えこんでしまっているのだ。
     そうであるならば、私たちはあきらめからの脱出、すなわち希望を、単に個人個人に期待するだけでなく、人々の心の中に積極的にその種を播き、皆で協力しあって育てていくものとしてとらえ直す必要がある。それを、私はオーストリアの友人ぺーター・ヴァイスにならって「希望の組織化」と呼びたい」(「市民科学者として生きる」岩波新書、1999年)

    さて、今朝のニュースで、原子力安全・保安院が福島第一原発事故の国際評価尺度を、最悪の「レベル7」にすることを決めたと報道されています。86年のチェルノブイリ事故と同じレベルです。

    レベル7とは、「所外への影響:放射性物質の重大な外部放出=数万テラベクレル相当の放射性物質の外部放出」です。放射線汚染はどんどん拡大しています。政府は、風、雨による汚染予測をタイムリーに公開すべきです。
    参考:福島第一原発の放射線汚染

    朝8時8分、千葉県東方沖地震(推定M6.3)がありました。緑区は震度4程度でしたが、余震が南下しているようにも思えます。
    Posted by : 川本幸立 | 東北・関東大震災と原発問題 | 00:07 | - | - | - | - |
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