市民活動家・研究者(前千葉県議会議員)

◆ 川本幸立のブログ

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〜公社等外郭団体不正経理問題
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自民党が三番瀬問題で再生会議の打ち切りと「行政主導」を要求
〜9月定例県議会質疑はじまる
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      昨日3日から9月定例県議会の質疑がはじまり、自民党と民主党の代表質問が行われた。審議すべき主な項目は、9月補正予算とともに、経営破綻で約60億円の損害を県民に与えることを前提とした(株)かずさアカデミアパークの再建問題、繰越手続き「漏れ」・虚偽公文書作成問題と職員処分、公社等外郭団体不正経理問題・公社改革などだ。

     しかし、質疑を聞いていると、自民党はすでに「不正経理」には関心がなく、三番瀬再生会議(知事の諮問機関)に幕引きをはかり、行政主導(+御用学者+御用NPO)による「人工干潟」化→1兆円の第二湾岸道路建設推進を露骨に要求しはじめたようだ。
    私は、森田健作氏は1兆円の「第二湾岸道路」計画推進のために知事に担ぎ上げられたと考えている。その森田知事は答弁で積極的に応える姿勢を表明した。

     6月30日の第30回会合で三番瀬再生会議は、三番瀬のラムサール条約登録実現を出席者全員の賛成で合意した。その合意内容は、「2012年に実施される次回締約国会議における登録を目指すためにが、2010年度中に、関係者の合意形成を前提とした地元としての明確な意思表示を行う必要がある。そのため、2010年度中に、まずは三番瀬全体での登録を目指すために努力するとともに、これが困難な場合は船橋地域の登録を目指す」というものだ。

     環境省も次回締約国会議において国内で6箇所以上を登録するとして、その有力候補地に三番瀬をあげている。一方、「人工干潟」は維持管理にカネがかかるだけで海洋土木業者には「オイシク」とも、自然干潟には劣ることが徐々に周知されつつある。
    8月23日には、三番瀬保全を求める8団体が、知事宛に三番瀬のラムサール条約登録に関する申入書を提出した。

     こうした動きに自民党も危機感を持ったようだが、40億円不正経理問題、60億円かずさアカデミアパーク問題などを分析しても、千葉県政の諸悪の根源の一つは自民党が議会で多数を占めていることにある。

     ところで、国税、県税あわせて50億円を投入してアクアライン通行料800円化社会実験が行われている。国が25億円の税金を投入する大義名分は「物流による東京湾岸の道路渋滞解消に大きく役立つ」ということだった。これが800円化で実現すれば、ますます第二湾岸道路計画の根拠がなくなるハズだ。
     アクアライン社会実験効果の実態を私は先の6月県議会の質疑で明らかにしたが、来年度も社会実験を「国策」として続けることを県が求めるのであればその大義名分は「第2湾岸道路計画を中止する」ということしか思いうかばない。
    Posted by : 川本幸立 | ◆)2010年09月定例 | 00:09 | - | - | - | - |
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