市民活動家・研究者(前千葉県議会議員)

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9月県議会小宮県議代表質問報告
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〜こんなことが許されるのか?!繰越手続き漏れは単なる職員の怠慢、ウソの完成報告を出した業者は免責、そしてツケはすべて県民へ >>
井戸兵庫県知事の「カジノ」に対する見識
9月県議会県土整備常任委員会報告
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      今朝16日の「毎日新聞」千葉版は、「アウトレット岐路に〜木更津、酒々井にも 急拡大で競争激化」の見出しで、ブランド商品を格安販売するアウトレットが、「三井アウトレット木更津金田」(UR敷地約21如250店舗)は12年春開業予定、また酒々井町のUR開発区域へは三菱地所子会社チェルシージャパンが13年春開業を予定しているものの、デパートやブランドショップ自身が「最終セール」と称して割引販売に乗り出すケースが増え、アウトレットの強みである価格競争力が低下するだけでなく、十分な数量を仕入れられなくなる事態も懸念される、と指摘している。アウトレット担当者の「実は客単価は落ちている。お客さんの財布のひもは固い」という声も紹介されている。

     木更津はアクアラインを通じて羽田からの、酒々井は現在工事中の東関東自動車道酒々井ICを通じて成田からの中国人観光客の集客を期待している。日本政府が観光ビザの発給要件を緩和したことが来日客増予想の根拠だそうだ。千葉県民は、アクアライン社会実験や酒々井IC事業では千葉県民の税金がそれぞれ数十億円投入されていることを思い起こさねばならない。

    そういえば例のカジノ導入の検討も外国人客をアテにしている。
    余談になるが、14日「毎日」朝刊の「地方発」に、井戸敏三兵庫県知事の「『カジノ合法化』に疑問」とする一文が掲載されている。井戸知事の、「単に人を呼び込み、花火のような経済繁栄を目指すだけがまちづくりではない。個性や魅力を内から発揮することで、訪れた人が感動し、地域の人々が誇りを持って暮らす、次世代に残せるまちづくりを目指すべきだ。享楽的マネーゲームによるまちづくりは、あくまで虚業に過ぎない」「この国の将来を思うなら、まじめに生きる若者に夢を与える構想、実業の蓄積で発展する将来ビジョンを描きたい。中国「易経」で国の光を観るとされる「観光」の光は、拝金主義の電飾ではなく、人と地域が輝く光でありたい」という見識に頭が下がる。

    ところで、千葉県発表による2009年の千葉県内への外国人観光客入込動向によれば、前年比14.7%減の155万人。中国が39万人で前年より13.1%増加したが、韓国が51.9%減の4万2千人と大幅に減少した。円高ウォン安、新型インフルエンザの影響があったというが、今後は経済情勢のみならず尖閣諸島付近での海上保安庁巡視船と中国漁船の衝突事件への反応にみられるように、北東アジアの「海洋秩序」によっても大きな影響を受けるだろう。
    当たり前のことだが、観光立県や地域振興は北東アジアの「平和」を大前提とする。

    ●9月14日県土整備常任委員会報告 塑得減媽佚へのアスベスト混入問題について

    さて、9月14日に開催された県土整備常任委員会で、私はアクアラインが土日・5月連休を中心にすでに大きな渋滞がみられ、4万台/日が限界とみられることから、木更津市金田のアウトレット客の車をさばけるのかと質したが、今後の課題のようである。
    常任委員会の議案以外の「その他」で、私は以下の項目を質した。
    (1)再生砕石等へのアスベスト混入問題について
    (2)繰越手続き漏れ問題について
    (3)安房農林振興センター管轄の虚偽報告問題について
    (4)公社等外郭団体の不正経理問題他について
    (5)監査報告2について
    (6)北千葉道路事業の根拠について
    (7)アクアライン社会実験の追加調査項目他について
    (8)住生活基本計画改定について
    (9)九十九里ヘッドランドと離岸流について

    このブログでその詳細を順次報告する。今回は「(1)再生砕石等へのアスベスト混入問題について」だが、録音から再生したので聞き取れない部分は「不明」と表示した。もちろん文責は川本にある。

    【川本】再生砕石等へのアスベストの混入問題についてお尋ねします。
    8月半ばの新聞報道で取り上げられた問題で、建物を解体したコンクリートなどを再利用した再生砕石にアスベストを含む建築資材が混入しているケースが多数あるということが、東京、埼玉、神奈川の一都二県の約130箇所で調査の結果明らかになったということで、要因としては、解体時の建築資材の分別、処理に問題があるということですが、これをふまえて国交省等の動きがあるということです。そこで、
    \虱娶における再生砕石の利用状況
    県のアスベスト資材の混入問題への対応と今後どうしていくのか 
    混入をしていた場合の健康への影響を現状でどのように理解しているのか、
    以上、3点についてお伺いします。

    【荒木技術管理課長】再生砕石の問題につきまして お答えさせていただきます。
    まず、千葉県における再生砕石の利用状況について、平成20年度に竣工いたしました工事を対象といたしまして、建設副産物実態調査の結果によりますと県と県内の市町村が発注いたしました、公共工事で利用いたしました再生砕石の量は、 約35万?で、重量にして69万tとなっております。利用用途につきましては、一般的に道路の路盤材、(不明)の基礎材に多く使われるということになっております。
    近県でのアスベストの混入ということにつきまして、県での対応、今後についてですが、今回、近県におきまして、建築物等を解体した(不明)を原料とする再生砕石にアスベストが含まれていたということで、今、お話した通りでございます。県としては、8月26日付けで、関係業界団体へ建設リサイクル法にもとづく分別解体の適正化、廃棄物処理法に基づく廃棄物適正の処理の(不明)をしております。
    また、建設リサイクル法分別解体を(不明)いたします 県土整備部といたしましては、各出先機関へ 分別解体等が適正に行われるよう法令の遵守、周知徹底を図ったところです。
    さらに環境生活部におきましても再生砕石を製造する再生資源施設等への立ち入り調査を今月から着手しています。千葉県アスベスト問題対策会議の(不明)を借りながら関係機関と協力し対応して参りたいと考えております。
    健康への影響については、今後対策を進めていく上での検討事項と考えていますが、再生砕石につきましては、主に路盤材や基礎材として使用しているので表面はアスファルトやコンクリートで被覆されているということですので直接アスベストが飛散するということは少ないと考えています。
    また、これまで近県で判明しました再生砕石に混入したアスベストを含む建築資材は、飛散性のもので、埼玉県が調査した埼玉新都心における再生砕石の(不明) 大気中にあふれた量は、1リットル当たり0.1本ということで埼玉県内平均濃度の0.12本とほぼ同程度という結果になっています。アスベストを含む飛散性の建築資材における健康への影響については、今後 国や他県の情報等収集に努めたいと考えています。」

    【川本】「立ち入り調査の場合は、解体現場の実体がどうなのか、砕石の処理業者の立ち入り調査が必要だと思うが、始められている調査結果がでるのはいつ頃か。
    再生砕石等が県事業で相当利用されていると思うが、実際今まで 使用された現場で試料を採って混入されているかどうかの実態の把握はどうされているか伺います。」
    【荒木技術管理課長】「建設リサイクル法にもとづきまして 特別解体をしている現場の立ち入り等を行っています。この中でアスベスト等の疑いのあるような資材が混入しているかどうかの結果につきましては、これから重点的に調査をして 結果を出していきたいと考えております。平成21年度で年間約9200件ぐらいの届出があり、3分の1ぐらいについて立ち入りのパトロールで確認をしています。今後は重点的にアスベスト等の(不明)ありましたところにつきましては、・・・(不明)と考えております。
    再生資源施設への立ち入りにつきましては、環境生活部で現在で立ち入り等を進めているところでございます。(不明)がでたら、速やかに報告したいと思っています。
    現場での対応ですが、これまでは工事現場につきまして、特に混入についての認識が無かったので、現段階では実体については把握しておりません。

    【川本】再生砕石だったかどうかということは、よく分かりませんが、印旛沼の葦原造成事業の視察に行きました時に、コンクリートが利用されていて、そこに針金や鉄筋が付着して非常に粗雑だと思いました。再生砕石というものの品質管理が(印旛沼での判断ですが)ずさんではないかという認識を持っています。多数ある解体時の分別の現場で見るのは非常に大変だと思いますが、分別を確実にするということと、再処理現場で品質管理をやられているかどうかというところを是非徹底いただきたい。解体するということはそこでアスベストが飛散する可能性がある。再処理する場合も飛散する可能性があるということで、健康被害の関係から 分別解体、再処理現場において、確実にもれなくやられるという体制を是非取り組んでいただきたい。
    Posted by : 川本幸立 | ◆)2010年09月定例 | 21:05 | - | - | - | - |
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