市民活動家・研究者(前千葉県議会議員)

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緑区大椎町周辺の放射線を測定
九電・玄海原発4号機再稼動強行は、保安院と電力会社の馴れ合い
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      東電福島第一原発2号機の原子炉格納容器内で放射性キセノン135(半減期9時間)が2度検出され、局所的核分裂反応がおき、ごく小規模な臨界が生じた可能性が指摘されています。原子炉の冷温停止を目標にした「ステップ2」の年内終了などの事故収集の話をするどころでは無いことを示しています。

    一方、「やらせメール」問題で揺れる九州電力は、トラブル(10月4日復水器の異常で原子炉異常停止)で停止していた玄海原発(佐賀県玄海町)4号機(97年7月25日運転開始、出力1180万kw、建設費3244億円、想定地震動540ガル、想定津波高2m)を地元同意やストレステストは不要として「自社の判断」で再稼動を強行しました。12月中旬には定期検査のため再び停止するということですが、06年に改訂された耐震指針に基づく安全性再評価(耐震バックチェック)はまだ終わってはいません。バックチェックは経済産業省原子力安全・保安院が各電力会社に指示したものですが、バックチェックの遅れの責任は保安院と電力会社にあります。

    今回、保安院は九電の4号機のトラブル関する報告書を「おおむね妥当」と評価し、それをうけて九電は「国が大丈夫と判断した以上、これまでの手続きに沿って対応した」と、再稼動の根拠を「説明」した(「毎日」11月2日朝刊)そうですが、まさに保安院と電力会社、原子力村の地元、国民を馬鹿にした馴れ合い以外の何ものでもありません。
      
    ● 緑区大椎町周辺の放射線(セシウム)測定値

     1日午前、無農薬野菜生産者Aさんと第1種放射線取扱主任者資格を持つIさんが、私の自宅、周辺の公園などの放射線を測定してくれました。
     その結果を下表に示します。

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    測定時刻:2011年11月1日(火)午前8時30分〜10時 天候:晴れ
    測定機器:日立アロカメディカル シンチレーションサーベイメータ TCS-172B
    測定回数・値:30秒測定を3回繰り返し、その平均値(小数点第三位以下四捨五入)。

    創造の杜、公園、道路の値は、市原市にある県環境研究センターの値(1m)と大差ありません。自宅屋内で屋外より数値が高いのは建材など他の影響をあわせて検討する必要がありそうです。

    3.11以前の数値(μSv/時)との比較は直接できませんが、
    県環境研究センター(市原市) 3/11頃:0.023〜0.025  11/1:0.042
    放射線医学総合研究所(稲毛区)3/11頃:0.069    11/1:0.135 
    から環境研究センターの値から、0.02μSv/時程度は増加したとすると、
    0.02×24時間×365日=175μSv/年=0.175mSv/年となります。

    法令で定める1mSv/年の内、外部被曝分を4分の一とすると0.250mSv/年ですから、土気においては一般人が普通に生活する場合、法令内の被曝で済むと推察されます。


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    11月1日午前、緑区大椎町自宅周辺の放射線(セシウム)測定の様子。
    創造の杜、大椎台第3公園、道路、庭、屋内の測定をしました。


    Posted by : 川本幸立 | 東北・関東大震災と原発問題 | 08:59 | - | - | - | - |
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