市民活動家・研究者(前千葉県議会議員)

◆ 川本幸立のブログ

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野田首相のデタラメな「冷温停止」「事故収束」宣言
〜事故原因で強まる「地震動による配管損傷」説
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     ● 千葉市の汚泥焼却灰の最終処分地は富津、君津の処分場

     13日のブログで、放射能で汚染された千葉市の廃棄物の最終処分先はどうなっているのか調査が必要と指摘しましたが、同日の午後、千葉市建設局下水道管理部を訪ね担当者からヒアリングをしました。
     その結果、下水道汚泥の焼却灰は、
    ・全量、大塚山処分場、君津環境整備センターにほぼ半分ずつ(10月ベース)処理を依頼している。
    ・国の基準8000ベクレル/kg以下を市の基準としている。
    ・他に引き取ってくれる場所がないのでやむを得ない。
    というものでした。

     データをみると6月段階では5千ベクレル/kgを超えており、3月〜5月はもっと数値が高かったものと思われます。さらに排出先である2つの処分場共、このままでは数年以内に満杯になる可能性があり、それ以降どうするのか未定です。

     ところで、ドイツ放射線防護協会は11月27日の声明で、東北の震災廃棄物やがれきが被災地から他の自治体に運搬されている問題で、「日本の全国民が、忍び足で追ってくる汚染という形で第二の福島になる」「ゴミ焼却施設の煙突から、あるいは海に廃棄された汚染灰から、材料に含まれる放射性核種は順当に環境へ運び出されてしまう」「チェルノブイリ以降、欧州では乳児の死亡率、先天的奇形、死産の領域で大変重要な変化が起こっている」「ドイツでは数々の調査によって、胎児や幼児が放射線に対し、これまで考えられていた以上に大変感受性が強いという事実が示されている」などとし、被災地からのがれきの運搬の中止を勧告しています。(「週刊金曜日」12.16)

     千葉市民として、汚泥の焼却や水源地への放射性廃棄物の排出問題について取り組む必要があります。

    ● デタラメな野田首相の「冷温停止」「事故収束」宣言

    原発の「冷温停止」とは、’確阻世棒御棒を入れて運転を停止、圧力容器内の水温100度未満、G確舛楼砧詫憧鐺發北閉、な射性物質の外部漏洩なし、の状態を言います。
    東電福島第一原発は、少なくとも´い鯔たしていません。また、△皺硬抔|硫媾蠅砲茲辰動磴いあります。

    い砲弔い討蓮∧射性物質の最大放出量は(11/26〜12/6)は毎時0.6億ベクレル、敷地境界の放射線量は事故前の10〜20倍、これには海に放出された液体分は含まれないといいます。(「毎日」17日朝刊)
     
     にも関わらず野田首相は、16日「原子炉は冷温停止状態に達した。事故そのものは収束にいたった」と宣言してしまいました。桜井勝延・南相馬市長の「炉心や燃料が完全にコントロールされていると言えるのか。明確に収束したと宣言するのは早計ではないか。住民の立場に立ってしっかり検証して欲しい」(同)に同感です。

     さらに、経産省原子力安全・保安院が今月上旬にまとめた解析結果(「福島第一原発1号機非常用復水器(IC)作動時の原子炉挙動解析」)で、重要危機の損傷原因が、東電が主張する「想定外の津波」ではなく、田中三彦氏らが主張してきた「地震動による配管損傷」であることが一層強くなりつつあります。保安院の解析結果では地震の揺れで原子炉系配管に0.3平方造竜砧(漏水量約7/時)が入った可能性が指摘されています。冷却材喪失は炉心溶融につながります。(「東京」12月15日朝刊)
     
    地震による配管損傷の可能性が一層強くなりつつある現在、根拠のない「冷温停止」宣言などのパフォーマンスを行う暇はないはずです。すべての原発の停止、「耐震設計指針」「ストレステスト」の見直しは必至です。

    Posted by : 川本幸立 | 東北・関東大震災と原発問題 | 22:06 | - | - | - | - |
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