市民活動家・研究者(前千葉県議会議員)

◆ 川本幸立のブログ

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ぜひダウンロードを 「原発・危険な再稼動への道〜ストレステスト評価Q&A」の薦め
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     私も加わる「プラント技術者の会」では「ストレステスト評価」の実態を一人でも多くの人に知って欲しいと思い、今までの調査研究成果などを踏まえて、急遽ブックレット「原発・危険な再稼動への道〜ストレステスト評価Q&A」(A4−41枚)を完成しました。

     下記から無料でダウンロードできます。
     (http://park1.aeonnet.ne.jp:80/~foisj/stpamph.html
     ぜひ、ご一読ください。

    ●原子力安全委員会、大飯原発再稼動の判断を「命よりカネ」の4閣僚に丸投げ!
    〜百害あって一利なしの原子力安全委員会は直ちに解散を!

     23日、内閣府原子力安全委員会(http://www.nsc.go.jp/)(班目春樹委員長)は福井県おおい町にある関西電力大飯原発3、4号機のストレステスト一次評価を「妥当」とした経産省原子力安全・保安院の審査書を「了承」しました。開催時間はわずか5分。

    委員会後の記者会見で班目春樹委員長は、次のように答えたといいます。
    「(一次評価を)妥当という書き方はしていない」
    「安全委員会は安全性の確認を求められているのではない。あくまで総合的安全評価の、しかも一次評価の結果の確認を求められている」
    「プラントの再稼動は保安院の判断」
    「一次評価を運転再開と結びつけるのは政府の判断で、安全委員会として申し上げることではない」
    「世界的に見てストレステストと再稼動を結びつける国はない。それは一つの政治判断としてなされることで、安全委員会として何かを申し上げることではない」
    「総合的安全評価は一次と二次の両方がないとできないので、まずはとにかく二次評価をしてもらいたい」

     これは、安全には無知で平気で国民にウソを積み重ねてきた「命よりカネと統制」が大好きな4閣僚(政治に対するまともな理念などは持ち合わせず、単に権力を手中におさめたい世間知らずのバカ殿としか思えません)に再稼動の判断を任せることを容認しています。本来は、生命の安全は政治的判断を下す上で一番優先すべきものであり、安全性に関する科学的な評価と何ら相対立するものではありません。専門家であればその科学的知見を述べることは当然です。

     会議で何を決めたのか、そもそも原子力安全委員会は何をするところか、HPから第15回原子力安全委員会資料と速記録をダウンロードして読みましたが、大飯原発が安全だとも再稼動可とも書いてはいません。
     一方、原子力安全委員会の使命については、「原子力安全委員会の使命は、原子力利用時の安全確保を確実なものにすることにあります」「専門家の立場から、科学的合理性に基づいて、安全確保のための基本的考え方を示し、改善・是正すべき点については提言や勧告を行うことによって、行政機関や事業者を指導します」「情報公開や国民との対話を進め、原子力安全への信頼を高める努力を続けます」とあります。
     これでは原子力安全委員会による「使命の放棄」宣言に他なりません。
     原子力安全委員会は直ちに解散すると同時に、委員(旧も含めて)は福島事故に対する刑事・民事責任を厳しく問われるべきです。
    ともかく、こんな無責任社会が横行するようでは、大阪の橋下市長らが進める「日の丸・君が代」強制と管理による「思考停止」「品格も個人の誇りもない」教育とセットで、ますます日本の「愚民社会」化の進行が危惧されます。
     

    Posted by : 川本幸立 | 東北・関東大震災と原発問題 | 17:53 | - | - | - | - |
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