市民活動家・研究者(前千葉県議会議員)

◆ 川本幸立のブログ

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目に余る仙谷由人民主党政調会長代行の「詐欺とデマ」発言 〜シナリオ2「15%」も原発再稼働・増設が前提
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      仙谷由人民主党政調会長代行が、首相官邸周辺の脱核発電デモに関し、2日のBS朝日の番組収録で、「原発をやるくらいなら貧しくてもろうそくで生活しようとの議論があるのは分かるが、日本人の多くはそうでないと思う」という詐欺発言をし、2030年における核発電依存度の3つの選択肢(0%、15%、20〜25%)に関し「ゼロはちょっと非現実的」「15%はまあ当面は(そうだ)」と理解をしめしたそうです。(「毎日新聞」8月3日朝刊)

     そもそも安全を無視して強引に関電大飯核発電2基を稼働するまでは「核発電ゼロ」でしたし、稼働後の電力需給データを分析してもこの2基を稼働する必要がなかったようです。日本国民を「愚民」と確信しているからこそ平然とこうした「詐欺とデマ」発言ができるのでしょう。

    政府(エネルギー・環境会議)が示した「2030年における3つの選択肢」にしても、それぞれの選択肢において、未だ安全が確認されていない50基の核発電(活断層の存在、地震・津波対策不良、老朽化・劣化)の再稼働や増設との関係が伏せられています。
     田中優氏は、「核発電を今後予定通り40年で廃止すると、2030年以降に残るのは18基となり、それは発電施設全体に対して8%、発電量にして11.75%にすぎない」と指摘しています。
     つまり、シナリオ3の核発電比率「20〜25%」のみならずシナリオ2の「15%」も原発増設・稼働延長を前提としたものです。さらにシナリオ1の「0%」も2030年までは再稼働を前提としています。田中さんが指摘する通り、少なくとも「15%」も「核発電推進プラン」に他なりません。 

     こうしたことを仙谷は理解した上で、上記の発言をする訳です。核発電が不良債権化して電力会社の経営破たんを防ぐこと、核発電の利権構造を守ることしか仙谷の頭にはないように思います。

     私たちは、2030年時点ではなく、「即時0%」という新たな選択をパブリック・コメントで求めていきましょう。

    Posted by : 川本幸立 | - | 19:34 | - | - | - | - |
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