市民活動家・研究者(前千葉県議会議員)

◆ 川本幸立のブログ

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橋下「都構想」のばか騒ぎの裏で進行する大阪・梅田のバブル開発
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      8月23日〜26日、大阪に滞在しました。
    今、梅田周辺は、90年代の巨大開発・プロジェクトの失敗に懲りず、大規模開発が進行中です。ヨドバシカメラ、伊勢丹、三越の次は、「『知の集積』アジアのイノベーションセンター」をスローガンにした「うめきた地区プロジェクト」です。
    開発のスローガンをみると都市間競争をあおる「バブル的開発」そのものです。

    東京一極集中と巨大開発による間違った地域振興策による地盤沈下が著しい大阪、これではストロー効果による「梅田一極集中」が進み、周辺の地域の疲弊が一層進むことは明らかです。たとえば昨年6月23日のブログで紹介した阪神西宮・尼崎駅周辺の状況がその一例です。

    にもかかわらず、大阪市長・橋下徹らの「大阪都構想」(大阪経済成長戦略)を持ち上げるメディアですが、このバブル開発への批判は皆無です。大阪でどれだけ安定した雇用をしっかり確保するのか、持続可能な環境・文化都市ビジョンをどうつくるのか、という肝心な視点もみあたりません。

    そもそも橋下らは、大阪都構想で、大阪の経済はよみがえり、「日本のシステム改革が可能になる」としていますが、大都市制度の改革と経済発展とは別のものです。「命よりカネ」の日経連・関経連とつるんだバブル的開発は大阪をますます梅棹忠夫氏がいうところの「下司の街」化していくことでしょう。

    24日午後は府や市、第三セクターの膨大な借金の元となった90年代のバブル開発の現状をこの目で見ようと、りんくうタウン、泉佐野駅前、泉大津駅前の3か所を歩きました。駅ビルである「りんくうパビリオ」は営業していたのは13店舗で空き店舗は8、駅に隣接する「りんくうゲートタワービル」(総工費640億円、オフィス・国際会議場・ホテル)はほとんどひと気がありません。
    泉佐野駅前、泉大津駅前はといえば、高層マンション、大型ショッピングセンター、トレーニングセンターというありきたりの開発であり、泉佐野センタービル(17階建て)は空きが多く閑散としていました。

    儲けは関経連、ツケは市民へという1%のための「振興策」が反省もなく跋扈しています。

    Posted by : 川本幸立 | - | 21:49 | - | - | - | - |
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