市民活動家・研究者(前千葉県議会議員)

◆ 川本幸立のブログ

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新しい事業計画は白紙に戻し、既存施設の維持保全・改善を第一に 〜千葉県施設は大丈夫か?!中央道トンネル崩落事故をうけて
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     コンクリート製の天井板がつり金具の落下が発端となり、長さ130mにわたり落下し、9人が死亡した中央自動車道笹子トンネル事故の要因としては、経年劣化、維持管理のずさんさが指摘されています。

    私はトンネル事故から次の2点を学ぶ必要があると思います。

    まず、公共事業は新しい事業計画はすべて白紙に戻して、安全施策を最優先に、既存施設の維持保全・改善を第一とすることです。すでに国交省自身も7年前の平成17年度国土交通白書で、平成22年度頃より、新設をゼロにしても既存施設(道路、港湾、空港、公共賃貸住宅、下水道、都市公園、治水、海岸)の維持管理更新だけでも借金しないとできなくなると指摘していました。

    二点目は、「阪神淡路大震災の教訓」としても指摘されましたが、保守管理の観点のみならず、設計ミス、手抜き工事・施工不良、工事監理の手抜き、の観点からも厳しく検証する必要があると思います。一本のつり金具の落下が、連鎖的な広範囲の崩壊を招く構造計画や、つり金具をトンネル本体に固定するアンカーボルト選定については、土木学会などの設計指針の妥当性、及び設計者の設計ミスの有無が問われてしかるべきです。また、トンネル本体のコンクリートの品質不良(アルカリ骨材反応、塩化物腐食など)、施工不良(打継不良、締固め不良、配筋不良など)も同様です。
     阪神淡路大震災では品質不良を招くものとして「請負・重層下請構造」も指摘されました。

     さて、千葉県内の県有施設の老朽化、維持管理について私は4年間の千葉県議会で、再三取り上げました。
     ブログでも紹介した次の質疑応答の様子を抜粋して紹介します。

      10年2月県議会県土整備常任委員会(道路は維持修繕に予算を)
    09年予算委員会「県立高校など県有施設・財産の維持管理」
      09年度決算審査特別委員会「県土整備部」(道路事業について)
    11年2月定例県議会 県土整備常任委員会(道路事業について)

    ■2010年4月11日ブログより
    2010年2月県議会県土整備常任委員会報告◆粗始は維持修繕に予算を


     前原国交大臣は9日、高速新料金と高速道路の再検証結果を発表した。
    千葉関連では、館山自動車道4車線化(総額280億円)が決定し、アクアライン社会実験の今年度(国15億円、県15億円)の継続が発表された。
    高速新料金は、料金の上限を2000円(普通車)としたことで「無料化」の予算が大幅に削減され、料金割引の財源のうち1.4兆円を高速道路建設に回すという。
    恩恵を受けるのは高速道路建設業者と長距離利用者となる。

    どのような検証を実施したのか、詳細を前面開示してもらいたい。
    新たな高速道路建設は凍結し、既存道路の維持管理・安全対策に重点を移す一方、疲弊にあえぐ公共交通機関の支援を行うべきだ。
    道路特定財源が一般財源化されたが、県全体の道路予算のレベルに変化は見られない。

     さて、千葉県の新年度予算の道路直轄事業の事業費は345億円、内県負担は116億円で、内訳は以下の通り。
     
             事業費     県負担
    圏央道     144億円    48億円
    外かく道路   80億円     27億円
    北千葉道路   25億円     8億円
    国道357号   16億円     5億円
    国道51号    3億円     1億円
    その他改築    4億円      1億円
    維持・修繕   44億円     13億円
    その他     28億円     13億円

     一方、道路を造れば当然、維持管理・修繕をおろそかにしてはならない。
    1.舗装道路修繕は、地域センター要望で476か所80億円に対して、2月補正を加えて新年度予算では52億円261か所で、額で65%、箇所で55%
    2.交通安全対策箇所は、要望箇所・歩道192か所、交差点改良で39か所・74億円に対し、62億円、歩道116か所、交差点改良29か所
    3.橋りょう修繕箇所は、22億円、112か所に対し、15億円、61か所

    これらは100%つけるべきで、そのためにはあと47億円必要だ。
    道路の維持修繕費で年間200億円は必要だ。

    以下に3月16日の県土整備常任委員会での「道路行政」に関する質疑概要を紹介する。

    ・特定財源の一般財源化で道路予算は?

    【川本】H22年度当初予算における自動車関係税は約482億円。H21年度から一般財源化された。一般財源化による新年度予算における道路整備財源の影響はどうか。H20年度、21年度と比較してどうか。

    【大竹県土整備政策課長】平成20年度の道路整備関係経費は公債費を含めて、自動車関係税約470億円に対して、約1133億円です。
     また、平成21年度の道路整備関係経費は公債費を含めて、自動車関係税約445億円に対して、約1239億円です。
     平成22年度の自動車関係税は市町村への交付分を除いた約383億円ですが、公債費を含めると、道路整備関係経費は、自動車関係税を大きく上回っている状況です。

    ・道路の維持管理、安全対策の進捗状況は?

    【川本】道路特定財源が一般財源化したが、道路関係予算は減少していないといえる。千葉県は「道路特定財源について」文書において、暫定税率廃止による道路への影響(H19年度当初予算による試算)を明らかにしている。
    この中で、平成19年度時点で、緊急に行う施策として、
    ゞ杁泙紡从が必要な踏切133か所
    ▲譽奪疋勝璽鵤隠苅械韻所の改善
    バリアーフリー化率30.8%の改善
    し設後50年を超える橋梁数約220、10年後には約650橋この維持管理・更新
    ヂ竸綿箒256橋
    κ涸道路の修繕 H18年度は沿道住民からの苦情箇所1767件
    があるとしている。
     これらの項目は、現状ではどの程度改善されているのか。また、新年度に必要な予算と、どの程度これが改善されようとしているのか。

    【金谷道路計画課長】
    仝内で緊急に対策が必要な踏切は133か所あり、平成21年度までに37か所の対策が完了しています。改善度として割り返すと28%となっています。
    また、新年度につきましては29か所において事業を予定しており、うち16か所が完了します。それを改善度にしますと40%を見込んでいます。 
     また、予算については、133か所には市町村の事業も含まれていますが、その中で、平成22年度の県事業は29億円となっています。

    【安室道路環境課長】
    ▲譽奪疋勝璽鵑砲弔い討蓮13年度から16年度の事故データによって算出したもので、1431か所ありますが、現在、事故危険個所を指定して対策を行っており、平成20年度から21年度の2カ年でレッドゾーン32か所を含む145か所の対策を行ったところです。
    平成22年度については、約61億8300万円で145か所の整備をすることとしており、このうちレッドゾーンについては26か所となっています。
    レッドゾーンの解消については、交通安全対策事業だけでなく、道路改良やバイパスの整備による交通の分散、交通管理者による対策などと併せ、相互に連携して総合的に対策していくことが、必要であると考えています。今後も連携を図り、対策に努めていきたいと考えています。

    バリアフリー法に基づいて、市町村が策定する基本構想における特定道路のバリアフリー化率については、今年度はまだ集計していませんが、平成20年度末は、特定道路延長に対して35.9%となっています。
    平成22年度は基本構想策定済みの市域における県管理道路の特定道路のうち0.4劼7400万円で実施する予定であり、県管理道路の特定道路においては、船橋市と市原市の2市が完了となる予定です。

    な神18年度から20年度に橋梁点検を実施しており、補修等の対策を行っています。対策については、建設後50年を超える橋梁に限らず、損傷度の激しいものから補修を行っており、平成22年度は当初予算8億円と平成21年度2月補正予算と合わせて10億3千万円で57橋の対策を行う予定です。なお、平成20、21年度の2カ年で94橋の対策を実施しております。現在「長寿命化修繕計画」を策定しているところであり、策定後はこの計画に基づき、対策を実施していくこととしています。

    ヂ竸綿箒については、平成21年度末で176橋が完了しており、平成22年度は、14橋を予定し、当初予算7億2300万円を計上しております。

    κ涸に関する苦情については、他機関との調整を要するものや、年度末に寄せられたもの以外は、年度内に対応してきているところです。
      苦情については、年々減少しているところであり、今年度については、2月末で1300件あり、このうち95%に当たる約1200件について、対策を実施しています。
      平成22年度については、当初予算43憶3700万円で2月補正予算と併せ52億3700万円にて、舗装の修繕を実施し


    ■2011年4月23日ブログから
    県議会予算委員会(09年2月13日)質疑議事録から
    〜県立高校など県有施設・財産の維持管理


    【川本】1月末に私は、昭和49年から51年に建設されたといいますから、築35年近く経過しました県立高校、これを数校視察しました。一般に建築物は、鉄筋コンクリート造の場合、耐用年数60年とされ、長寿命化のため外壁塗装、あるいは屋根防水の全面更新が少なくとも15年から20年で行われるもので、30年経過すれば大規模な改修が必要とされます。
     私が訪ねた県立高校、35年近いにもかかわらず、そうした更新は一度も行われず、鉄筋のさびが外壁に浮き出、はりや壁のクラックも目にして、埋立地にある学校は地盤が1メートル近く沈下し、くいで支えられた構造物と地盤との間のすき間も観察されました。これではコンクリート破片落下による事故、雨漏り、大地震等時における液状化やくいの破壊による上部構造物の大規模な被害が危惧されます。改修できない理由はただ1つです。予算がないと。
     そこで県有施設全体についてお伺いします。床面積ベースで約395万平方メートルの県有施設の4割が築30年以上経過し、10年後には8割に達するということです。これらの大規模改修に要する費用の総額は幾らか。新年度予算案ではどの程度実施されるのか御質問します。

    【松原総務部長】 本県の場合は首都圏に位置するということから、高度成長期の人口急増に伴う行政需要に対応するために、学校を初めとするさまざまな公共施設を整備してまいりました。今後、これらの施設の改修や改築の需要が増加すると見込まれますので、将来の財政負担の抑制と平準化、これが重要な課題だと考えております。このため、行政改革推進本部のもとに設置いたしました県有財産活用戦略会議で検討を加えながら、県民ニーズの変化を踏まえた県有施設の見直しを図るとともに、建物の長寿命化や利活用の一層の推進に努めるために、その方針を策定したいというふうに考えております。
     今御指摘の費用の総額ということでございますが、今後、そういう見直しを行うことによりまして施設の統廃合等もございます。そのようなことから施設数に変動がございます。さらには施設の劣化状況、これがそれぞれ異なるということでございまして、現段階で試算を行うことは困難だと考えてございます。
     それと21年度の予算につきましては、委員からも御指摘ございましたが、緊急に対応すべきものを主に計上してございます。
     以上でございます。

    【川本】 要は一方で大きな借金をして大規模な公共事業を推進しながら、今後の県財政負担のシミュレーションに不可欠な大規模改修費の試算はこれからということは、これは非常に驚きです。新年度予算といっても、それは恐らく耐震改修ですよね。大規模改修ではないわけですよ。本来、予算に計上すべき項目が入っていないということですから、今、財源不足と言いながら、規模は本当はさらに大きくなるはずなんですね。それがどの程度なのか。
     以前、議会答弁で県は、築40年で建てかえをすると、今後30年間で1兆円以上の費用が見込まれるとしています。単純に年平均すると年間400億円ですよ。道路予算ですよね、これね。建てかえではコストがかかるということで、長寿命化への取り組みが各地方自治体で行われているということですが、今も長寿命化という話、しましたけれども、温暖化防止策にも配慮した県有施設の維持管理、長寿命化計画の策定状況はどうなのかお伺いします。

    【松原総務部長】 先ほども御答弁させていただきましたが、これから県有財産活用戦略会議のもとで方針を立てていくところでございます。その際には、委員御指摘のとおり、地球温暖化防止、これに配慮することも大変重要であると考えてございますので、環境の視点もその中で重視をしていきたいと考えております。

    【川本】関連質問ですけど、青森県では、2003年ですから、今から6年前にファシリティマネジメントを活用した県有施設の効果的な管理運営手法の導入に関する調査研究が実施されているんです。財政負担のシミュレーションもきちんと行われている。そもそも県有財産を、財源を確保しながら安全に維持管理していくことは県の使命じゃないですか。千葉県で検討がおくれたのはなぜか。また、いつまでに財政負担のシミュレーションを維持するつもりなのかお伺いします。

    【松原総務部長】 他県との比較の御質問でございますけども、私どもの千葉県では、先ほど申し上げましたが、高度経済成長期の人口急増、これに対応するために施設整備を行ってまいりましたが、大体この建物の建設のピークが昭和50年代半ばとなってございます。今御指摘のございました先進的に取り組んでいる青森県などと比べますと、5年程度、このピークが本県の場合は遅くなっているということがございます。また、自治体ごとに保有する施設等の状況、あるいは県民ニーズも千差万別でございますので、そういった先進自治体の取り組みなんかも今後参考にさせていただきたいというふうに考えております。
     それと、いつまでにということでございますけども、まずは現在のところ、建物の利活用状況の調査、それと劣化状況の把握を行うために調査を進めておりますが、その調査結果を踏まえまして、県有財産の転用や共用、売却、貸し付けなどの利活用に係る見直し方針の方向性、これをまず出したいと思っておりますが、これについては21年度の後半には取りまとめを行いたいというふうに考えております。

    【川本】 非常に私は怠慢だと思いますね。そういう間に大規模改修すべき建物をしない、県民の財産そのものの寿命がどんどん短くなる。冒頭で私が行きました学校のようなものが出てくるわけなんですよ。それは、今年4月出された未利用地県有財産の管理についての行政監査結果報告書では、監査対象財産の約6割で測量経費などを要するとの理由で境界確定がされていないことが指摘されているんですよ。これを考え合わせると、県有財産を維持管理するという姿勢そのものがやっぱり乏しいんじゃないかということを言わざるを得ないと思います。
     先ほどの青森県の報告書、これ、見ますと、面積ベースではちょうど千葉の半分なんですね。長寿命化費用は30年間の累計で3,200億円としてる。要件も違いますけども、その倍の規模では30年間で5,000億から6,000億かかる。ということは、年平均2,000億円(川本注:200億円の間違い)程度となるんですね。ちょうど千葉で言うと道路直轄事業分ですよ。その程度かかるということなんです。
     そこでお伺いしますけど、県有施設は本来、毎年数百億規模の維持管理更新費用が必要であると、私はそう思うんですけども。それから、07年度決算でも経常収支比率100%超えましたね。さらに、これに入ってないものでこれから算定するというのは流域下水道施設の今後の更新費ですよ。そういうのを考慮すると、千葉県は高規格道路や大規模開発など、新たな公共事業を行う財政的な余裕などないのが実態だと思うんですが、どういうふうに思われますか。

    【松原総務部長】 確かに財政状況、厳しいのは事実でございますが、その厳しい中であっても、県民が真に必要とする事業については予算措置をしていかなければならないと考えております。

    【川本】 真に必要な大規模改修というものの予算措置がおくれているのが、財政負担のシミュレーションを実施してないことが要因じゃないですか。さっき冒頭で触れました高校、1校1億円費やせば当面の処置は私はできると思うんですね。無駄な酒々井インターチェンジ4億円、これをやめればできるんですよ。最初に指摘した学校施設の状態というのは、財源不足で放置されているんですよ。事故が起きれば、管理者はその責任が問われるんですよ。そのことをきちんと胸に刻み込んでいただきたいと思います。

    ■2010年11月10日ブログより
    09年度決算審査特別委員会詳細報告Α峺土整備部」(後半)(10月22日)
     (道路事業について)


    (1)橋梁長寿命化修繕計画内容について

    【川本】
    21年度策定した 橋梁長寿命化修繕計画内容について、県管理の2,146橋の内、50年以上経過が11%の240橋、今後、20年間で58%の1,235橋になる。高齢化するだけでなく、千葉での特徴である塩害、コンクリート床板のひび割れという損傷が見られる。そこで伺います。
     ̄害、コンクリート床板のひび割れがどの程度見られるのか。
    橋梁の長寿命化修繕計画の中に含まれていないようですが、15m未満の橋が1,288ある。これらの損傷状況と経過年数と必要な費用と対応についてお答えいただきたい。

    【富澤道路環境課長】
     ̄害ですが、千葉県は海に面しているところが多く、塩害が発生している橋梁が20橋あまりあります。この対策として、今後、詳細な調査を行い、早急に対策をしてまいりたいと思います。
    また、今後建設する橋については 鉄筋が錆びないようにはじめから塗装鉄筋を用いるなど、塩害に対処するコンクリート表面に塗装を施して、中に塩分が浸透しないように対処するということで適切に対応していきたいと思います。
    橋梁長寿命化修繕計画の中の15m未満の橋梁の損傷状況ですが、県が管理する橋梁のうち、15m未満の橋梁は1,288橋あり、経過年数は、その内、50年経過したものが191橋、40年から49年が経過した橋梁が312橋、39年未満の橋梁が785橋ございます。
    これらの15メートル未満の橋梁の損傷状況については、多くがボックスカルバート構造で、点検の結果、重大な損傷のある橋梁は見られませんでした。
    当面は、監視保全のよる維持修繕で対応していくこととしており、現在その補修費については把握しておりません。

    【川本】
    ゞ粁堕梗命化修繕計画の内容をみると、予防保全にするほうが更新の修繕費が今後50年間で3,000億円が1,100億円と3分の1になるということですが、修繕計画に沿った形で毎年、きちんと緊急性のあるところから予算措置をして確実に実行していくことなのかどうなのか、お尋ねします。
    △發箸發函橋梁を造った時の材料、施工方法が、当初の目標とする耐用年数をにらんで材料を選定しているわけで、コンクリートの水の量とか鉄筋のかぶり厚からすると、おのずと構造物の寿命は決まっているわけで、長寿命化と言っても、そんなにスムーズなものではないと思うが、そうしたことも含めて、この計画が策定されたのかどうか、お伺いしたい。

    【富澤道路環境課長】
    ゞ粁堕梗命化修繕計画について、今現在私どもが把握している調査結果に基づいて、1,170億円を出しております。これについては、今後、長寿命化計画に基づいて 確実に今ある資産が適切に管理できるよう、予算確保に努めてまいります。
    長寿命化について 予防保全というのは、点検をこまめにしまして、損傷が軽微なうちに直していこうというものです。その結果として橋梁が1年でも2年でも長く使えることを目指したものでございます。
    材料等も また、長寿命化に対する対策等も技術が進んでいて、例えば、コンクリートの中性化対策(中性化しますと錆びにくい)として再アルカリ化とか 技術も進歩しており、長寿命化は今後もっと進歩してくるのではないかと考えております。

    (2)安全施策について

    【川本】
    (道路特定財源が)一般財源化されては困ると、道路の安全施策として踏み切り、危険箇所について、千葉には平成19年当時、踏切133箇所、レッドゾーン1,232箇所、耐震補強、苦情処理もあるということを県は主張しました。21年度において、これらはどの程度改善されたのか。その事業額はどうか。この安全施策、全て完了するために必要な事業額と実施計画はどうか?

    【富澤道路環境課長】
    21年度の安全施策のうち、レッドゾーンについて、平成21年度に32箇所の対策を実施し、その事業費は約16億円です。レッドゾーンの解消については、交通安全対策事業だけでなく、道路改良、バイパスの整備や交通管理者による対策など総合的に行う必要があるものと考えており、引き続き連携を図りつつ、対策に努めてまいります。
    バリアフリーの進捗状況について、バリアフリー法に基づく特定道路のバリアフリー化率が平成21年度末で63%で、平成21年度の事業費は約1億円です。
    残る区間については、平成24年度を完了目標として、各年度ごとに必要な事業費を確保するように努めてまいります。
    耐震補強については、跨線橋や緊急輸送道路の橋梁など重要な橋梁206橋を優先的に進めております。このうち、平成21年度末で176橋、約85%が耐震対策を完了しております。21年度の事業費は約11億5千万円でした。
    残る30橋については、今後4年程度で完了したいと考えており、各年度に必要な予算 額を確保するように努めてまいります。
    苦情については、道路における苦情・要望件数は、平成21年度は5,884件あり、そのうち、約92%にあたる5,393件の処理を行いました。その処理については、さまざまな事業で適切に対応しているところです。

    【鯉渕道路計画課長】
    21年度の安全設備の質問の内、踏み切りについて、県内で緊急に対策が必要な踏切は、133箇所あり、平成20年度までに31箇所の対策が完了しており、改善度は23%となっております。また、21年度には、8箇所が完了しており、改善度は29%になっております。今後、必要な事業額は、事業計画がどのように対策を講ずるかという未対策な踏切もあるため、現時点では算出できない状況です。

    【川本】
    21年度の安全策、いろいろなものが進んでいるということですが、道路に関しては最優先するべきだと思うし、今後の予算措置を考えるときちんと一定程度の・・・予算を取っていくということが必要だと思うので、事業費との関係で必要と思うがいかがか、伺いたい。

    【富澤道路環境課長】
    事業予算全体について、今後とも全体事業費について把握して、適切に進捗するよう頑張ってまいりたいと思います。


    ■2011年4月12日ブログより
    2011年2月定例県議会 県土常任委員会(3月4日)質疑詳細報告(道路事業について)


    /掲度予算における道路事業の総額と3年間の経年変化は?

    【川本】新年度予算における道路事業の総額はいくらで、この道路事業についてはこの3年間の経年変化はどの程度なのか、2つ、一緒にお聞きします。

    【栗原県土整備政策課長】道路事業の総額と、経年変化ということですが、平成23年度当初予算におきます、普通建設事業費の道路関係予算額は、339億5,700万円で、対前年度の当初予算額と比較しまして、約10億200万円の増、率にして3%の増となっています。
    経年変化ということで比較で申し上げますと、平成20年度の道路関係予算額を100として比較した場合ということで申し上げると、平成21年度は骨格予算ですので、6月補正後ということで説明させていただきます。指数で、114.9でございます。なお、22年度、23年度については、この中には、経済対策の交付金が入っていますので、その分が加味されています。
    平成22年度は94.2、平成23年度は97.1となっており、さらに、平成22年度、23年度については、その直近の今年度の2月補正予算において経済対策を加味した交付金が交付されています。

    【川本】道路特定財源が一般財源化されたということで、その分が他の費用に影響があるかということですが、道路財源はそれによって特に大きな影響は受けていないと。全体はこういう財政状況が厳しいという傾向はあるでしょうが、特定財源の一般財源化によって、一般財源に影響はあまりないということですか?

    【栗原 県土整備政策課長】国庫補助事業は減ということになっていますが、県単独事業については極力確保するよう努力しています。

    圏央道、北千葉道路、外環道の新年度予算

    【川本】その道路の中で、直轄事業負担金が多いですが、圏央道、北千葉道路、外環道の直轄事業負担金を含めた新年度予算額はそれぞれいくらか。

    【鯉渕 道路計画課長】首都圏中央連絡自動車道の平成23年度の直轄事業負担金の予算額は、63億6,700万円です。北千葉道路の直轄事業負担金につきましては、12億円です。東京外かく環状道路につきましては、30億円です。

    【知地 道路整備課長】北千葉道路の千葉県施工区間について、約7.9kmの平成23年度当初予算につきましては、31億6,100万円を要求しております。

    F始の安全、維持改修について

    【川本】こうした道路に関しては、費用便益比の問題で指摘をしたが、一方で、すでにある道路の維持改修、安全確保をするという事を優先すべきものであると主張してきたが、それとの絡みの中で、
     ゞ杁泙紡从が必要な踏切の改善の新年度予算と進捗状況はどうか。
    ◆.譽奪疋勝璽鷁善の当初の担当課の要求額と新年度予算と進捗状況はどうか。
     バリアフリー化の当初の担当課の要求額と新年度予算と進捗状況はどうか。
    ぁ‘始橋の耐震補強の詳細な計画が出されたということですが、担当課要求額と新年度予算と進捗状況はどうか。
    ァ‘始改修の担当課の要求額と新年度予算はどうか。
    5項目について報告をお願いします。

    【栗原 県土整備政策課長】まず、当初予算総括的なものとして、当初予算要求の関係について、意思形成過程情報ということで、現在公表しておりません。

    【鯉渕 道路計画課長】ご指摘の緊急に対策の必要な踏み切りの改善の新年度予算の進捗状況についてお答えします。
    仝内における緊急に対策が必要な踏切につきましては、平成23年度の県事業予算として、約31億円でございます。また、平成23年度は、緊急に対策が必要な踏切133箇所のうち23箇所において事業を予定しており、そのうち1箇所の完了を予定しております。改善度は43%を見込んでおります。

    【富澤 道路環境課長】
    ▲譽奪疋勝璽鵑らお答えします。
    平成23年度については、交通安全対策費として、約48億円の予算で138箇所の対策に取組むこととしております。そのうちレッドゾーンは、21箇所です。進捗は、平成23年度末で61箇所が完了する予定です。
        バリアフリー化について、
    平成23年度は、2,500万円で約0.6kmの整備を予定しております。そのバリアフリー化率は、全体で92%となる見込みです。
        道路橋の耐震補強について、
    平成23年度の予算は、約8億円を計上しておりまして、14橋の工事・設計を行うこととしています。進捗状況は、平成23年度末で対象橋梁206橋のうち190橋が完成し、進捗率は約92%が完了する予定です。
        道路改修について、
    平成23年度の舗装道路の修繕の予算は、約52億6,000万円を計上しております。

    【川本】先ほど、各担当課の要求はどうなのかということに関しては、意思形成過程だから出せないというお答えだったのですが、例年、舗装修繕・安全確保の対策は各担当課からどのくらいでているのかということでいつもお答えいただいたんです。安全対策、道路の補修にどのぐらい出てきて、その内何%やったのですかと、いうのは、お答えいただいた。それをなぜ、だせないのですか。わからないです。

    【富澤 道路環境課長】県では、県政情報の公開を推進するために、予算編成過程につきまして、昨年11月に部局別の要求額を公表したところです。
    なお、予算要求に当たりましては、予算編成方針に基づいて行っております。

    【川本】予算編成過程を公開するという前向きに進めるというのはいいんです。しかし、そのために、今の情報過程はこうだから、公開しないということではおかしい。今まで公開しているものは、公開した上で、どんどん公開していくというのが、本来の役割だと思う。
    今まで、道路改修関係は担当課からいくつあって、その内、今回、どれぐらい実現できそうなのかというところをしめしていただきたい。例年、お答えあったのですが。

    【栗原 県土整備政策課長】予算要求額については、例年出していないと思います。

    【川本】例年、各課、各出先機関を含めて、どれくらいあったのですかと、その内、予算化されたのは、どのくらいかと。例えば、道路の改修に関しては、何百メートル分あったが、実際は当初予算ではそのうちの6割ぐらい実現していますと、いうことなんです。

    【富澤 道路環境課長】事務所等からの維持管理に関する要望は、235億9,000万円余りありました。今回、平成23年度で予算化したものは、161億7,400万円余りです。率にして約70%です。

    【川本】今の数字は何に対する数字ですか。レッドゾーンとかバリアフリーとか道路橋とか道路改修とかあげているが、今の数字は何に対してですか。

    【富澤 道路環境課長】それらを合計した全てです。事務所からいろいろあがってきているが、それらを積み上げて約235億9,000万円余りで、今回予算化しようとするものが161億7,400万円余りです。

    【川本】レッドゾーン、バリアフリー、道路橋、道路改修、それぞれの内訳を示してください。

    【富澤 道路環境課長】
    各々積み上げたものはありますが、その内訳について手持ちがありません。申し訳ありません。

    【川本】今、事前に、突然に質問したのではなくて、こういう額を提示してくださいということは、文書で申し入れておりました。開示しないのだという姿勢で押し通そうとされたから、(不明)非常に私はけしからんと思います。持っていないものが仕方ないので、後で提示していただきたいと思います。
    (委員会休憩中に書面で提供された)

    Posted by : 川本幸立 | 公共事業 | 11:22 | - | - | - | - |
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