市民活動家・研究者(前千葉県議会議員)

◆ 川本幸立のブログ

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米国と官僚の掌で「愛国ごっこ」に興じるアベコベ政権打倒を!
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    〜違憲の選挙でつくられた政府の強行可決による違憲の「秘密『保護』法」は憲法98条により無効です

    「特定秘密保護法が成立した瞬間に、われわれの社会は別の世界になると考えた方がいい。国家権力は都合の悪い事実を堂々と隠匿し、その情報にアクセスしようとしただけで犯罪者にでっち上げられる可能性がある。何より恐ろしいのは、治安維持法と同じ弾圧立法だという点。不相応な権力を抱え込んだ官僚や警察機構は暴走する。そのことは歴史が証明している」(ノンフィクション作家の保坂正康氏、東京新聞12月6日朝刊)

    昨夜、私も「プラント技術者の会」の友人と参加しましたが、1万5千人が集まった日比谷公園の「秘密保護法」廃案へ!12・6大集会で採択された「集会宣言」は、アベコベ自公政権がこの臨時国会で繰り返した強行採決こそ、「数の暴力によるテロ行為」に他ならず、法案自体が「国会より上に行政が君臨する官僚独裁に導き、市民・国民を監視して戦争へと動員する、憲法と民主主義の転覆を図るクーデター法、恐怖と威嚇で自由を圧殺するテロリズム法」だと厳しく糾弾しました。その通りで、本来、テロとは国家権力による人民への弾圧を意味するものです。

    法案作成の事務局は内閣情報調査室というものの、実態は国防とはまったく関係ない「警察官僚による官僚の権限拡大のための法案」と指摘されています。(「国会が『国権の最高機関』の座を失う」、週刊金曜日12/6号)

    なぜ、議員の国政調査権が大幅に制限され、国会の上に官僚機構を位置付けるという憲法41条に反する法案を、アベコベ自公政権が推進するのか? それは、地方議会でもそうですが、調査研究する経験も力量もなく官僚機構との取引で利益を得てきたこと、言ってみれば最初から官僚に白旗を掲げ官僚の掌で踊ることを選択してきたからです。

    実際、元自民党参議員の村上正邦氏は「いまの政治家は二世三世ばかりでしょ。真剣に勉強してないから、法案の根底に何がひそんでいるのか抉り出せないんだよ。」と言い、右翼理論誌「月刊日本」の主幹・南丘喜八郎氏は「官僚の下に置かれるような程度の悪い人たちが国権の最高機関を形成しているのは実質的な憲法違反だ」と批判しています。(前掲、週刊金曜日12/6号)

    このとんでもない法案が「数の暴力というテロ行為」で国会を「通過」してしまいました。しかし、憲法(国民主権、平和主義、基本的人権)違反のテロリズム法は、憲法98条「この憲法は国の上位に位置する法律であり、これに違反する法律や行為はすべて無効になる」(超訳六法「憲法」尾崎哲夫著より)により当然無効です。

    これから私たちは何をすべきか?
    昨日の集会宣言は、「安倍政権は自らの政党名を真逆にした反自由、反民主主義の戦後最悪の最も危険な政権です。さらに、市民の自由を奪い戦争へと突き進む法律を次々と作り、憲法も変えようとしています。次の選挙を待つのでは遅すぎます。安倍政権打倒を掲げて立ち上がる時なのです」と安倍政権打倒を呼びかけました。

    私たちはどういう武器をもって闘うのか?
    ピーター・ガスニック氏は映画監督オリバー・ストーン氏との対談で、「歴史の真実と知識が『名誉ある戦争』だの『人類の自由と尊厳の進歩のために』だのといった、オバマをはじめとするこれまでの米国指導者やメディアの、戦争を繰り返すためのウソを見破ることができます。いったい、これまでの戦争とは、本当は何だったのかと考える。その結果、真実が軍事力を打ち負かすことができるでしょう。」と語っています。(「戦争と歴史を語る」週刊金曜日9/6号)

    「米国の掌の上での愛国」(「安倍改憲政権の正体」斉藤貴男、岩波ブックレット)ゴッコに興じるアベコベ自公政権打倒にも同じことが言えるでしょう。
    歴史の真実を学び、語り、メディアに騙されず自分の頭で考える主権者を増やすことに努力したいと思います。

     
    Posted by : 川本幸立 | 憲法 | 22:20 | - | - | - | - |
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