市民活動家・研究者(前千葉県議会議員)

◆ 川本幸立のブログ

県自らコンプライアンスに反することを押し通
〜県幹部の保身、「天下り」先を確保し、県民にツケをおしつける
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      6日、我が会派の小宮清子議員が代表質問した。
    前向きの答弁は、
    〕住司埓過程の公開を、23年度当初予算からはじめる方向で検討する。
    ¬酖鳥垰最兔萢施設周辺のVOC(揮発性有機化合物)公害について、VOCの定性分析の重要性を理解し、健康被害調査の補足調査(範囲・項目)の実施は必要に応じて検討する。
    千葉県福祉のまちづくり条例施行規則にある「エレベータ設置について、学校が除外されている」規定を見直す方向で検討する。
    じ立高校へのエレベータ設置を、学区ごとの配置や地域バランスにも配慮しながら順次整備を進めていく。
    という4点だった。

    どうしようもないのは、虚偽報告書・繰越「手続き」漏れ問題、公社等外郭団体不正経理問題である。
     ゝ偽文書作成で関係者を「懲戒処分にしたから刑事罰について不問にする」。
    ◆々颪悗諒峇垓發箍短散發鷲埓気亡愀犬靴真Πが負担するのではなく、全額を県民におしつけるという、昨年発覚した県庁不正経理処分よりも甘い処分。
     繰越手続き「漏れ」問題では、実質的に処分なし。
    ぁ 屮灰鵐廛薀ぅ▲鵐垢猟磴機廚筺峪故繰越手続き要領の未周知」を放置した県幹部の責任は一切問わず。
    ァ仝社等外郭団体への県幹部の天下りへの反省は一切ない。

    地方自治法第234条の2に反することを一部認めながら、「故意または重大な過失」に該当せずとし、自治法243条の2に定める損害賠償規定は適用されないとした。問題処理にあたって、県自らコンプライアンスに反することを押し通そうとしている
     
    ●なぜ、反コンプライアンスが県政でまかり通るのか?!
    〜「八百長」議会と県職員の出世システム
     
     こんな県政・県行政になってしまったのか。私の議会での質疑、および関係者からの情報を紹介する。

    ・08年9月議会代表質問で、「行政幹部と議会多数派の水面下の根回し」の実態を問う

    【川本】いわゆる根回しについてお伺いします。 地方自治法の規定では、自治体施策の最終決定権は議会にあります。県民への説明責任を果たす上でも、オープンな議場で議論し意思決定することが不可欠です。 ところで、例えば2月議会で審議された乳幼児医療費助成事業の個人負担分の費用増をめぐり、なぜ300円に決定されたのか。その詳細な経過は不明です。改革派知事と言われた片山善博前鳥取県知事の改革を記録した書物「改革の技術」の中に、次のような記述があります。首長の提案は、「議会開会前に事実上の決定が下っている自治体が大部分だろう。幹部職員が有力議員を訪れ、内々に行政の方針を伝え、正式に提案する前に了承を得る根回しをしていることが一般的だからだ」「有力議員は、議会の多数会派をまとめ、スムーズに議案を可決することで、首長や行政に貸しをつくり、影響力を増していく」。つまり、行政幹部と議会多数派の水面下の交渉で議場以外の場で決まっているということです。「大部分の自治体で行われている」と書物では記載されていますが、こうした根回しを千葉県で行っているのでしょうか。お伺いします。
    【堂本知事】いわゆる根回しについて、これは大変どうお答えしていいのか、御質問を伺いながら私戸惑いましたけれども、いろいろな議案について十分に御理解をいただいた上ということで、議会の場で活発に御議論いただくために、その内容について適宜説明をさせていただいていることはございます。

    ・「祝詞」を県職員が作成し、それを自民党県議が読み上げるという悪弊

    「県議会の質問で自民党県議が読み上げる原稿を、県職員は「祝詞(のりと)」と呼んでいます。これは、自分たち(県職員)がつくった原稿です。 自民県議の質問原稿作成を手配する県幹部(各部局の議会担当主幹)は、トントン拍子の出世が約束されています。 2001年4月に堂本暁子知事が誕生したあとも、「祝詞」を県職員が作成し、それを自民党県議が読み上げるという悪弊は是正されなかったのです。」

    ・愚劣な人物でも、夜のつきあいがよければ出世できる

    「人事において決定的に重要なのは人脈です。そのため、ゴマすりが横行します。また、さまざまなグループがつくられ、ひんぱんに懇親会が開かれています。その目的は、知事や知事の側近に声をかけてもらったり接することです。あるいは、自分の手足となって動いてくれる子分をたくさんつくることです。 たとえば、出身高校や出身大学の県庁同窓会が数多くつくられています。また、職種ごとの親睦会や、各市町村や郡の居住者会、採用同期会、JR○○線通勤会、○○市出向者会なども無数につくられている。 仕事の面ではあまり能力のない者でも、こうした集まりをつうじて知事側近や自民党県議とつきあいができれば、とんとん拍子で出世することも十分に可能です。 こうして、男性職員の多くは「ヒラメ職員」に変わっていきます。「ヒラメ」というのは、両目とも上の方を向いていて、横も下も見えず、見ようともしないことです。 愚劣な人物でも、夜のつきあいがよければ出世できる──。これは千葉県庁の人事の特徴です。 その典型的人物の一人はX氏です。仕事はすべて部下にまかせ、自分は勤務中に携帯ゲーム機で遊びに興じていました。それも、ほぼ毎日です。 市町村職員を対象にした説明会でも、部下に説明をやらせ、自分はひな壇でゲームに熱中です。これは多くの職員が知っています。

    しかし、そういう彼も、夜の接待は得意です。「官官接待」や「県県接待」が盛んだった頃は、会計検査院、大蔵省(現財務省)建設省(現国交省)などの国の職員を上手にもてなしていました。ですから、上司にはたいへん受けがよく、成績評価では比較的高い評価を得ています。
    Posted by : 川本幸立 | ◆)2010年09月定例 | 00:15 | - | - | - | - |
    自民党が三番瀬問題で再生会議の打ち切りと「行政主導」を要求
    〜9月定例県議会質疑はじまる
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        昨日3日から9月定例県議会の質疑がはじまり、自民党と民主党の代表質問が行われた。審議すべき主な項目は、9月補正予算とともに、経営破綻で約60億円の損害を県民に与えることを前提とした(株)かずさアカデミアパークの再建問題、繰越手続き「漏れ」・虚偽公文書作成問題と職員処分、公社等外郭団体不正経理問題・公社改革などだ。

       しかし、質疑を聞いていると、自民党はすでに「不正経理」には関心がなく、三番瀬再生会議(知事の諮問機関)に幕引きをはかり、行政主導(+御用学者+御用NPO)による「人工干潟」化→1兆円の第二湾岸道路建設推進を露骨に要求しはじめたようだ。
      私は、森田健作氏は1兆円の「第二湾岸道路」計画推進のために知事に担ぎ上げられたと考えている。その森田知事は答弁で積極的に応える姿勢を表明した。

       6月30日の第30回会合で三番瀬再生会議は、三番瀬のラムサール条約登録実現を出席者全員の賛成で合意した。その合意内容は、「2012年に実施される次回締約国会議における登録を目指すためにが、2010年度中に、関係者の合意形成を前提とした地元としての明確な意思表示を行う必要がある。そのため、2010年度中に、まずは三番瀬全体での登録を目指すために努力するとともに、これが困難な場合は船橋地域の登録を目指す」というものだ。

       環境省も次回締約国会議において国内で6箇所以上を登録するとして、その有力候補地に三番瀬をあげている。一方、「人工干潟」は維持管理にカネがかかるだけで海洋土木業者には「オイシク」とも、自然干潟には劣ることが徐々に周知されつつある。
      8月23日には、三番瀬保全を求める8団体が、知事宛に三番瀬のラムサール条約登録に関する申入書を提出した。

       こうした動きに自民党も危機感を持ったようだが、40億円不正経理問題、60億円かずさアカデミアパーク問題などを分析しても、千葉県政の諸悪の根源の一つは自民党が議会で多数を占めていることにある。

       ところで、国税、県税あわせて50億円を投入してアクアライン通行料800円化社会実験が行われている。国が25億円の税金を投入する大義名分は「物流による東京湾岸の道路渋滞解消に大きく役立つ」ということだった。これが800円化で実現すれば、ますます第二湾岸道路計画の根拠がなくなるハズだ。
       アクアライン社会実験効果の実態を私は先の6月県議会の質疑で明らかにしたが、来年度も社会実験を「国策」として続けることを県が求めるのであればその大義名分は「第2湾岸道路計画を中止する」ということしか思いうかばない。
      Posted by : 川本幸立 | ◆)2010年09月定例 | 00:09 | - | - | - | - |
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